焦げるパンを見ていただけの息子 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、朝、かなりの土砂降りで、午後から晴れましたが、湿度が高く暑かったですね。ご近所のお庭で、もうアサガオが咲いていました。夏を感じます。


アサガオ


今朝、自閉症バリバリの息子を発見。バタバタと忙しく、食パンを焼いている時に、主人を送り出さなくてはいけなくて、リビングに居た息子に「お父さん、見送るから、パン見ておいて!」と、頼んで台所を離れました。


戻ってくると、オーブントースターの前で、息子が、固まっていました。「お母さん、たいへんだパンが焦げてる」と、言ってくるのですが、オーブンを開けてもいないし、タイマーも停めていません。どんどん、パンが焦げるのを、ただ見ていたのです。


パンが焦げる


母が、「パンを見ていて」と言ったので、その通りに見ていただけだったのです。自閉症の「言葉の字義通りにとらえてしまう」、その特性をすっかり忘れていました。


「見ていて」というのは、パンの場合、「焦げ過ぎないよう見ていて、焦げそうになったら、トースターから出すことだから・・・」と、説明しました。


中学校の支援級にいた、アスペルガーのお子さんは、先生に「反省の色がない!!」と、叱られて、家に帰ってから、お母さんに「先生に、反省の色がないといわれたんだけど、明日、僕は何色に顔を塗っていけばいいんだろう、わからないよ、どうしよう・・・」と、相談したそうです。


ふざけている訳でなく、本当に、言葉通りにとっているだけなんですよね。自閉症スペクトラムは、本当にピュアな人たちです。


【今日のいいとこ探し】


雨が振ると電車が遅れるから、「朝御飯を早く作って」と、息子に頼まれました。いままでの経験から、雨の日のリスクをわかって、対応できていて、偉いですね。



追伸

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