3年間の成長を見た卒業セレモニー | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、市内の中学校支援級の合同卒業セレモニーがありました。


中学校の卒業式では、280人の中の一人ですが、このセレモニーは、1人1人が主役です。


舞台上で、1人づつ中学校生活で楽しかったとこ、養護学校の高等部で力を入れてやりたいこと、親、先生、友だちへの感謝の言葉を、それぞれの言い方で発表するのです。感動しました。。


息子は40人中、一番最後のグループでした。30分以上、舞台上で待ちましたが、しっかりマイクをもって、修学旅行が楽しかったこと、高等部では、「体力作りと、畑仕事をがんばる」と、大きな声で宣言していました。


他の中学校でしたが、先生に言われるわけでなく、なかなか「ひとことめ」が言い出せない子に、同じ中学の子が声をかけてくれるシーンや、言葉がつたない子に、一言ひとこと、どこを読んでいるか、隣の生徒が指さしをして、フォローをしていました。


やさしい同級生に囲まれて、中学校生活が送れたことが伝わり、感動しました。


また、舞台から、かなり急な階段を下りて退場なのですが、ゆっくりとしか歩けないどの子も、手を貸そうとする先生の手を取らないのです。


「先生、大丈夫、僕(私)、1人で歩いていけるからね・・・」と、いう強い意志が見えました。息子を初め、3年間で、みんな成長したんですね。


これから、いよいよ高等部へ進学です。このセレモニーは、お昼に、進学する学校ごとに、お弁当を食べます。通学途中や、4月の入学式に、全然知らない子ばかりでなく、「あ、この子同じ市内の子だ」と、少し不安を軽減できるように配慮されています。


また、1,2年生も、3年生の発表を観客席から、見守ります。来年は、自分たちの番だ、3年生に見たいにしっかり目標を持とうとおもうことでしょう。とても、意義のある素敵なセレモニーでした。


ロビーに飾ってあった、「夢」の文字、各学校の3年生の手作りの千羽鶴で出来ています(下に子ども達が写っているので、変な位置でカットされていますが・・・)


夢の文字

卒業まで、あと1か月あまり、支援級の先生へのメッセージ、記念品の準備など、支援級全体のとりまとめをするので、また忙しくなりそうです。


【クスッと、コーナー】


今日は、中学校に行かず、直接ホールへ行きました。お昼は、お弁当です。今日の給食メニューが新メニューで「菜の花飯」でした。


すごく食べたかったようで、家に帰ってきてから、リクエストされました。菜の花と言っても、小松菜とシラスなんですけどね・・・・


菜の花飯


夕飯をガッツリ食べた後に、さらにカップ焼きそばを所望。


「今日は、セレモニーで疲れたからね。自分にご褒美ってことで、カップ焼きそば食べてもいいよね。お母さん」と、言われました。


食欲にも驚きましたが、こんな言い回し、どこで覚えたのでしょう。笑えました。




追伸

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