私は24歳から32歳までの8年間、重度の鬱(うつ)病で苦しみました。

 

どんな病気も、出来事も、経験した人でないと分からないものですね。

心の病気は目に見えないので、周りの人の理解も本当に難しいものだと実感しています。

 

私も、そうでした。

 

「誰も私のことを分かってくれない」といった孤独感が強くなり、どんどん内にこもっていったのを覚えています。

 

自分が鬱(うつ)病かもしれないと感じるまでにも、今思えば予兆は度々ありました。

 

なんとなく、意識が散漫として集中力が落ちてきている気がする。

記憶力が悪くなったような気がする。

寝つきが悪くなって、朝がなかなか起きられなくなってくる。

風邪や頭痛など、ちょっとした体調不良が起きやすくなる。

首、肩の凝りがひどい。

なんだか「やる気」が起きない。

疲れやすくなる。

身体がだるい。

 

などなど・・・・

 

いつも頭が痛いのが気になって、脳神経科にも行きましたし、検査もしてもらいましたし、内科にも行きましたし、採血もしてもらいました。

 

でも、どこも悪くないのです。

 

「とりあえず〜」と、お医者様は痛み止めと胃薬と血流を良くするお薬を出してくださり、『筋緊張性型頭痛』と言われました。

 

その頃は、22〜23歳で、アパレル業を一生懸命にやっていた時でした。

ものすごく頑張っていたと思います。

 

成果が出ると店長や先輩たちから褒めてもらえることが嬉しくて、必死にやっていました。

自分のためというよりは、褒めてもらうため・評価してもらうため・認めてもらうため

という思いからの頑張りでしたから、とにかく他人の顔色が気なって仕方がないのです。

 

どこかビクビクしながら、褒められることで嬉しさと安心感を得ていたのですね。

ですから、神経はすり減ります。

相手の気分や評価を気にしながらのお仕事ですので、1日が終わると、どっと疲れます。

でも、嫌われたくないですからまた翌日は元気に振舞って、怒られないようにダメな奴と思われないように頑張ります。

 

 

私にとって、初めての社会人経験がこのアパレル会社でした。

 

子供の頃、親から褒められた記憶が無い私は、頑張れば褒めてもらえる会社を自分の居場所だと思い込んで、捨てられないように頑張り続けたのでしょう。

 

 

他人の顔色や評価を気にしながら行動したり発言したりすることは、自分らしさよりも他人本位になりがちなので、本人の気付かないうちに心にストレスを与えてしまいます。

そして、鬱(うつ)病になりやすい方の特徴は、このちょっとしたストレスや自分の中で起きている感情の波に気付かずに、自分を頑張らせ続けることができてしまうということです。

 

気がついた時には、自分では処理しきれないほどのストレスが蓄積されていて、爆発してしまうのです。

 

そして、心と体のバランスが壊れ鬱(うつ)病になっていくのです。

 

上記のような特徴は、バーストラウマとインナーチャイルドも大きく影響しています。

次回は、私の幼少期のお話を少ししながら、バーストラウマとインナーチャイルドに関しても触れていきたいと思います。

 

 

 

ありがとうございます。

 

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〜今は辛くても大丈夫!心に笑顔を〜

笑顔を引き出す心浄術ヒーラー 池田知栄子

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