画像処理ヂカラ | グラフィックデザイナーのごきげんよう

グラフィックデザイナーのごきげんよう

地方在住のアラフィフデザイナーの日常を綴ります。

本日の朝散歩。

5780歩・4.45キロ・42分・消費カロリー132kcal
でした。

 132kcal=牛レバー(肝臓)
 133kcal=牛ひれ肉(輸入)
 132kcal=そば(ゆで)  (100g当たり)

42分で4.45キロ、はかなり速いペースです。使ってるアプリケーションで1キロ毎のラップがで出るのですが、1キロ10~12分台。
本日は1キロ当たり10分を切ってますな。



さて、本日のオシゴト。

燻し毛がにの最終の校正を送りました。タブロイド紙への全Pの広告、商品へ同梱するB5のリーフ、成分表、です。タブンこれでOKをいただけそうです。

同業者さんからの依頼の、水産小売り会社のかにと牡蠣とエビの年末販売用のA4のリーフ。昨夜商品画像が入ってきたので、朝から切り抜き、レタッチ等の画像処理が9点。かなり時間を食ってしまいました。送られてきた画像がシアンがやたらかぶってました。



手順をご紹介。

デジタルデータで送られてくる画像はほとんどがjpgでRGBで72dpiです。
まずこれを印刷用に変換。

RGBをCMYKに、72dpiを350dpiに、jpgをeps(又はpsd)に。
ここまでの作業は、画像数が多い場合、イチイチ個々のデータを開いて変換するのは面倒なので、フォトショップで自動で処理できます。「バッチ」といいます。

一つの画像で「CMYK」→「350dpi」→「eps(psd)」で作業をし、その作業を覚えさせます。(すでにこのような記憶をいくつかさせています)
変換したい画像を任意のフォルダに集め、フォトショを立ち上げ「バッチ」を選択し、上記の作業名を選択し、任意のフォルダを選択し、OKを押すだけ。自動でファイルが開かれ、処理し、指定のフォルダへ保存されます。50点あれば50回繰り返します。その間その場を離れていても作業してくれます。ヒジョーに楽です。

↑コレは自動化できますが、あとは一つ一つコツコツ作業するしかござんせん。
切り抜くためのトレース、トーンカーブで色合い等の調整、シャープネスやぼかしを入れたり、イラレで作業する前の準備が大変なのです。

今回みたいに、このような事情がわかっていただけている同業者さんなので、白バックを入れてくれています。
この場合はトレースで切り抜かなくても、商品以外を簡単に選択できるので、epsではなくpsd形式にして、商品以外を選択しdelete
すればソノ部分が透明になります。コレでOK。
epsだと透明ではなく白(or任意の色)になりますので何かのオブジェに重ねて使うことができません。

画像処理力、デザイナーには欠かせません。

ムカーシは、デザイナーサイドではで仮の画像(色合いや解像度やボケ等無視した画像)を入れ(←コレをアタリといいました)、校了後印刷会社に搬入する際、それぞれのアタリの画像はコレですよと、プリントした画像を指示し説明して、印刷会社の製版の人に渡していたのですよ。
あとは印刷会社さんのオシゴト。プリントをスキャンし、画像処理をし、色校を出し、コチラで確認してから印刷へと進んでいました。印刷会社さんの腕の見せ所、クオリティーの発揮どころだったのです。金額よりもコレによって印刷会社が選ばれていたといっても過言ではありません。
当然この一連の作業があるということは印刷料にも加算されていました。

今ではほとんどを通販印刷業者に発注していますので(通販印刷業者では基本やりません。搬入されたデータをそのまま印刷するだけです)、画像処理ができなければお話にならないのです。

もしグラフィックデザイナーを目指されている方がいらっしゃるなら、画像処理力は必ず身につけておいておかなければなりませんヨ。老婆心ながら。


本日もありがとうございました。

ごきげんよう。

さようなら。