たまには、生存確認でないブログ記事も書かないとねえ…ということで(苦笑)。2カ月余りの間、懸案にしっ放しだったものを書くことにしました。
7月も末になって、高校野球の府県単位(都道は半分ずつ)の大会、遅いところでも佳境に入ってきて、甲子園の代表校が続々決まってますね。埼玉は28日が決勝の予定です。
地区大会の民放のテレビ中継は局によって温度差がありますが、テレ玉は開幕試合から決勝まで、メイン球場の県営大宮公園(県営大宮とか大宮公園とか略されます)での試合を中継してます。完全でないのがファンには不満でしょうか。
番組の開始・終了はテレ玉のスポーツテーマ…今は高校野球中継の時だけかかって、たぶん(収録当時の)高校生っぽい吹奏楽になってますから高校野球中継のテーマと言った方がいいのかな。で、それとは別に試合終了時点でかかるエンディングテーマがあり、その曲のサビの部分だけも、スリーアウトチェンジでCMに入る直前にジングルとして使われています。
今年のテレ玉高校野球中継のエンディングテーマは、がんばれ!Victoryの「ラリラリラ」。佐賀県は唐津出身の5人組ガールズバンドが、9月2日にポニーキャニオンから発売する、メジャー2ndシングルです。
起用の理由としては、がんばれ!Victoryのコンセプトが「野球」だから、というのがあるようで、彼女たちは埼玉西武ライオンズの「ライオンズ イエロー シリーズ」のPR応援隊にも起用されて、シングル発売1カ月前の8月2日には、西武プリンスドームの前でミニライヴも実施するとか。
と、前置きはここまでとして、本題は、がんばれ!Victoryと聞いて思い出した気になったこと。
彼女たちは5月に「全力!スタート」という曲でメジャーデビューを果たし、その直前にNHK総合テレビの「MUSIC JAPAN」に出演されました。その時にあっしのTwitterの相互フォロワーさんが、がんばれ!Victoryを見聞きして「ガールズバンドでキーボードがいないのって珍しい」という趣旨のツイートをされてました。それを読んだとき、物凄く違和感を覚えたのです。しばらく経ってからのアクセスで読んだのですが、もしリアルタイムだったら、「えっ、それはないでしょう」とかリプライしてたんだろうなあ、と思った次第です。
がんばれ!Victoryは、あやき、れな、しのぶ、みなみ、まゆこの5人で、それぞれ、ヴォーカル、ギター、ベース、ギター、ドラムスを担当。キーボーディストはいないわけです。
そのことを珍しいと思われたのは、なぜなのか。あっしが立てた仮説は…
1)「珍しい」発言の方とはアニメ・声優関連のつきあいなので、「けいおん!」の放課後ティータイムの影響
たしかに、放課後ティータイムのパートは、ギター、ベース、ドラムス、キーボード、で後にギターがもう一人加わりますね。
2)青春時代に触れた草分け的なガールズバンドの影響
思えばSHOW-YAもプリンセスプリンセスも、ヴォーカル、ギター、ベース、キーボード、ドラムスという構成なので、それが標準で今もそうなのだと思ったのでしょう。
では、あっしが違和感を覚えたのは、なぜなのか。それはあっしが見たバンドにキーボードのいないところが多い、という実感です。
実はあっしは、がんばれ!Victoryのことをメジャーデビュー前の今年アタマに見ております。1月15日に六本木のmorph tokyoで行われたライヴイベント「ハピコレ!!新年会3Days ~Day3~」はバンド・ソロヴォーカル合わせて女性ヴォーカルばかり6組が出演されたもの。では4組いたバンドの構成を見てみます。
Chu's day.→ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムス(ドラムスは男性…4バンド中唯一の男性)
がんばれ!Victory(再掲)→ヴォーカル、ギター、ベース、ギター、ドラムス
Caramel→ヴォーカル、ギター、ドラムス(本来はベースもいたが急病で不参加、そのベーシストは脱退し7月からは当日と同じ構成で活動)
Risky Melody→ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムス
…はい、見事なまでにキーボードがいませんね。ちなみに、この日のソロヴォーカルのお二人、TONEAYUさんと藤田恵名さんのバックバンドにはともにキーボードがいらっしゃいました。どちらも男性でした。
他の例も見てみます。7月3日には渋谷に出掛けてます。宇田川町のCHELSEA HOTELで行われたライヴイベント「CREA Presents『THE 3DAYS SUMMER PROLOGUE』」はオープニングアクト含めバンドばかり5組でした。
ひかほりっく→ギター、ベース、ドラムス(オープニングアクトで、SCANDALのカヴァーバンド。弦の二人がどちらもリードヴォーカルを取れます)
IRIS MONDE→ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムス
CherryHearts→ヴォーカル、ギター、ギター、ベース(ドラムスはサポートメンバーとして演奏に加わる。当日は男性…この日の演者では唯一…だった記憶あり)
たんこぶちん→ヴォーカル、ギター、ベース、キーボード、ドラムス
CREA→ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムス(タイトルで分かるように、このバンドが主催。CD発売記念のいわゆるレコ発ライヴでした)
…こちらは唯一たんこぶちんがキーボーディストを擁するバンドでした。物販会でCDを購入した際も、キーボードのCHIHARUさんにそのことを話しかけた記憶があります。
余談ですが、たんこぶちんはこの1週間で仙台、静岡・袋井でがんばれ!Victoryとそれぞれフリーライヴで共演するのですが…実はこの2バンドは二卵性双生児のようだとも、宿命のライバルだとも言えるような存在と伺ってます、はい。
それでも、ちょっと偏ってるのではないのか?と思われるといけないので、さらに例を挙げます。
先述のバンド、Caramelが主宰して5月10日から16日まで、渋谷のCLUB CRAWLで開催した連続イベント「tkmk爆女祭」(ときめきばくおんさい)。7日間で計31組が出演したこのイベントについてまとめた記事が載っていた雑誌が手元にあったので、それからキーボードの有無をはじき出してみます。写真入りの記事がなかった3組と、ソロ2人、ライヴアイドルなど楽器奏者がいない4組を除いた22組を対象としますと…
キーボードがいる…7組、キーボードがいない…15組→大まかな比率は、いる:いない=1:2ぐらい
22組のうち、2人編成でちょっとバンドと呼ぶのは…というユニットが3組いらしたので、それらを除いた19組で計算すると…
キーボードがいる…5組、キーボードがいない…14組→大まかな比率は、いる:いない=1:3ぐらい
はい、あっしが見てきたよりはキーボードいる方の比率が上がりましたが、それでも「ガールズバンドにキーボードがいないのは珍しい」には程遠い、むしろキーボードのいないガールズバンドの方が多数派と言ってしまっていいように思います。
では…なぜガールズバンドには印象よりもキーボードが少ないのか、という点について。あっしはこんな仮説を立ててみました。
○キーボードは、しょって歩くには重すぎるのではないだろうか。
楽器だから練習しなければ上達しない、自宅に演奏出来る環境、とりわけバンド全員が集まって出来る環境のある人は滅多にいないでしょうから、スタジオを借りて練習するのが一般的、となれば自宅とかから楽器を持ち運ばなければいけないわけです。となると楽器の重量も影響してくるのではないでしょうか。
で、いろいろと検索してみたのですが…わ、分からん!(嗚呼)
楽器メーカーのサイトやら楽器店のサイトやらを見てみているのですが…どうも重量に関する記述が、とりわけギターやベースで少ないのですよ。
ただいろいろなブログやウェブページが見つかったのでそれらの情報から判断するに…
○ギターはだいたい3~4キロ台、ベースはそれより1キロは重い(ただし8キロ台って代物もある)
それに対して…キーボードは大きさによりけりなのですが、1桁ならば軽い方、あるいはサブで使う鍵盤数の少ない=音域の狭いもので、本格的なピアノ同様の88鍵あるものは10~15キロあるのは普通、中には20キロオーバーのモノだってある…いやはや、自分の想像に近い結果が出ても、想像以上の差があることに驚いたってのが正直なところ。これではバンドやろうとしている女子にキーボードが敬遠されてもおかしくはない、と思いませんか?
さらに言うと、最初で記した「けいおん!」のキャラ、放課後ティータイムのキーボーディスト・琴吹紬さんの使用しているキーボードが16キロ台で、それを持ち歩いているとか、そのことで物凄い力持ちであるというシーンが幾度も出てくるなんて情報も出てきました。
ともあれ、いまどきのガールズバンドでキーボードがいないのはけして珍しくない、というあっしなりの結論をあらためて記してこの記事は終了。長文におつきあいくださいましてありがとうございました。
7月も末になって、高校野球の府県単位(都道は半分ずつ)の大会、遅いところでも佳境に入ってきて、甲子園の代表校が続々決まってますね。埼玉は28日が決勝の予定です。
地区大会の民放のテレビ中継は局によって温度差がありますが、テレ玉は開幕試合から決勝まで、メイン球場の県営大宮公園(県営大宮とか大宮公園とか略されます)での試合を中継してます。完全でないのがファンには不満でしょうか。
番組の開始・終了はテレ玉のスポーツテーマ…今は高校野球中継の時だけかかって、たぶん(収録当時の)高校生っぽい吹奏楽になってますから高校野球中継のテーマと言った方がいいのかな。で、それとは別に試合終了時点でかかるエンディングテーマがあり、その曲のサビの部分だけも、スリーアウトチェンジでCMに入る直前にジングルとして使われています。
今年のテレ玉高校野球中継のエンディングテーマは、がんばれ!Victoryの「ラリラリラ」。佐賀県は唐津出身の5人組ガールズバンドが、9月2日にポニーキャニオンから発売する、メジャー2ndシングルです。
起用の理由としては、がんばれ!Victoryのコンセプトが「野球」だから、というのがあるようで、彼女たちは埼玉西武ライオンズの「ライオンズ イエロー シリーズ」のPR応援隊にも起用されて、シングル発売1カ月前の8月2日には、西武プリンスドームの前でミニライヴも実施するとか。
と、前置きはここまでとして、本題は、がんばれ!Victoryと聞いて思い出した気になったこと。
彼女たちは5月に「全力!スタート」という曲でメジャーデビューを果たし、その直前にNHK総合テレビの「MUSIC JAPAN」に出演されました。その時にあっしのTwitterの相互フォロワーさんが、がんばれ!Victoryを見聞きして「ガールズバンドでキーボードがいないのって珍しい」という趣旨のツイートをされてました。それを読んだとき、物凄く違和感を覚えたのです。しばらく経ってからのアクセスで読んだのですが、もしリアルタイムだったら、「えっ、それはないでしょう」とかリプライしてたんだろうなあ、と思った次第です。
がんばれ!Victoryは、あやき、れな、しのぶ、みなみ、まゆこの5人で、それぞれ、ヴォーカル、ギター、ベース、ギター、ドラムスを担当。キーボーディストはいないわけです。
そのことを珍しいと思われたのは、なぜなのか。あっしが立てた仮説は…
1)「珍しい」発言の方とはアニメ・声優関連のつきあいなので、「けいおん!」の放課後ティータイムの影響
たしかに、放課後ティータイムのパートは、ギター、ベース、ドラムス、キーボード、で後にギターがもう一人加わりますね。
2)青春時代に触れた草分け的なガールズバンドの影響
思えばSHOW-YAもプリンセスプリンセスも、ヴォーカル、ギター、ベース、キーボード、ドラムスという構成なので、それが標準で今もそうなのだと思ったのでしょう。
では、あっしが違和感を覚えたのは、なぜなのか。それはあっしが見たバンドにキーボードのいないところが多い、という実感です。
実はあっしは、がんばれ!Victoryのことをメジャーデビュー前の今年アタマに見ております。1月15日に六本木のmorph tokyoで行われたライヴイベント「ハピコレ!!新年会3Days ~Day3~」はバンド・ソロヴォーカル合わせて女性ヴォーカルばかり6組が出演されたもの。では4組いたバンドの構成を見てみます。
Chu's day.→ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムス(ドラムスは男性…4バンド中唯一の男性)
がんばれ!Victory(再掲)→ヴォーカル、ギター、ベース、ギター、ドラムス
Caramel→ヴォーカル、ギター、ドラムス(本来はベースもいたが急病で不参加、そのベーシストは脱退し7月からは当日と同じ構成で活動)
Risky Melody→ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムス
…はい、見事なまでにキーボードがいませんね。ちなみに、この日のソロヴォーカルのお二人、TONEAYUさんと藤田恵名さんのバックバンドにはともにキーボードがいらっしゃいました。どちらも男性でした。
他の例も見てみます。7月3日には渋谷に出掛けてます。宇田川町のCHELSEA HOTELで行われたライヴイベント「CREA Presents『THE 3DAYS SUMMER PROLOGUE』」はオープニングアクト含めバンドばかり5組でした。
ひかほりっく→ギター、ベース、ドラムス(オープニングアクトで、SCANDALのカヴァーバンド。弦の二人がどちらもリードヴォーカルを取れます)
IRIS MONDE→ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムス
CherryHearts→ヴォーカル、ギター、ギター、ベース(ドラムスはサポートメンバーとして演奏に加わる。当日は男性…この日の演者では唯一…だった記憶あり)
たんこぶちん→ヴォーカル、ギター、ベース、キーボード、ドラムス
CREA→ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムス(タイトルで分かるように、このバンドが主催。CD発売記念のいわゆるレコ発ライヴでした)
…こちらは唯一たんこぶちんがキーボーディストを擁するバンドでした。物販会でCDを購入した際も、キーボードのCHIHARUさんにそのことを話しかけた記憶があります。
余談ですが、たんこぶちんはこの1週間で仙台、静岡・袋井でがんばれ!Victoryとそれぞれフリーライヴで共演するのですが…実はこの2バンドは二卵性双生児のようだとも、宿命のライバルだとも言えるような存在と伺ってます、はい。
それでも、ちょっと偏ってるのではないのか?と思われるといけないので、さらに例を挙げます。
先述のバンド、Caramelが主宰して5月10日から16日まで、渋谷のCLUB CRAWLで開催した連続イベント「tkmk爆女祭」(ときめきばくおんさい)。7日間で計31組が出演したこのイベントについてまとめた記事が載っていた雑誌が手元にあったので、それからキーボードの有無をはじき出してみます。写真入りの記事がなかった3組と、ソロ2人、ライヴアイドルなど楽器奏者がいない4組を除いた22組を対象としますと…
キーボードがいる…7組、キーボードがいない…15組→大まかな比率は、いる:いない=1:2ぐらい
22組のうち、2人編成でちょっとバンドと呼ぶのは…というユニットが3組いらしたので、それらを除いた19組で計算すると…
キーボードがいる…5組、キーボードがいない…14組→大まかな比率は、いる:いない=1:3ぐらい
はい、あっしが見てきたよりはキーボードいる方の比率が上がりましたが、それでも「ガールズバンドにキーボードがいないのは珍しい」には程遠い、むしろキーボードのいないガールズバンドの方が多数派と言ってしまっていいように思います。
では…なぜガールズバンドには印象よりもキーボードが少ないのか、という点について。あっしはこんな仮説を立ててみました。
○キーボードは、しょって歩くには重すぎるのではないだろうか。
楽器だから練習しなければ上達しない、自宅に演奏出来る環境、とりわけバンド全員が集まって出来る環境のある人は滅多にいないでしょうから、スタジオを借りて練習するのが一般的、となれば自宅とかから楽器を持ち運ばなければいけないわけです。となると楽器の重量も影響してくるのではないでしょうか。
で、いろいろと検索してみたのですが…わ、分からん!(嗚呼)
楽器メーカーのサイトやら楽器店のサイトやらを見てみているのですが…どうも重量に関する記述が、とりわけギターやベースで少ないのですよ。
ただいろいろなブログやウェブページが見つかったのでそれらの情報から判断するに…
○ギターはだいたい3~4キロ台、ベースはそれより1キロは重い(ただし8キロ台って代物もある)
それに対して…キーボードは大きさによりけりなのですが、1桁ならば軽い方、あるいはサブで使う鍵盤数の少ない=音域の狭いもので、本格的なピアノ同様の88鍵あるものは10~15キロあるのは普通、中には20キロオーバーのモノだってある…いやはや、自分の想像に近い結果が出ても、想像以上の差があることに驚いたってのが正直なところ。これではバンドやろうとしている女子にキーボードが敬遠されてもおかしくはない、と思いませんか?
さらに言うと、最初で記した「けいおん!」のキャラ、放課後ティータイムのキーボーディスト・琴吹紬さんの使用しているキーボードが16キロ台で、それを持ち歩いているとか、そのことで物凄い力持ちであるというシーンが幾度も出てくるなんて情報も出てきました。
ともあれ、いまどきのガールズバンドでキーボードがいないのはけして珍しくない、というあっしなりの結論をあらためて記してこの記事は終了。長文におつきあいくださいましてありがとうございました。