ボパール最終日 | インド旅行記

ボパール最終日

2月2日



今日夜12時の列車でアウランガバードに向かう。



夕方女の子に会いに行こうと思っていたがそれまですることがない。



ボパールにも湖があるというので行ってみようと思ってリキシャーと交渉しているうちに気分が悪くなってきた。



胃が絞られているように痛い。



チェックアウトはしたがホテルに戻り、ロビーで休ませてもらうことにした。



2、3分おきに激しい痛みが走る。


椅子に座っているのも辛くなりペットボトルに頭を乗せて前かがみになっていると、ホテルの人にベッドで休みなさいと言われた。


ちょうどお金は払うからベッドを使わせてくださいと頼もうと思っていたところだった。


ファシリティーは使わずベッドだけ、と言われたので、タダでオファーを受けたのかとも取れたが、確認のため


Do I have to pay? と聞いてしまった。


すると顔をしかめてI charge minimumと言われた。



このホテルは歩き方に載っているマンジートというホテルだが部屋代350の他にサービスチャージだかを2日分170もとられた。


まあまあ快適なホテルだったが、シンクの下の穴からねずみさんが出入りしているのを見てしまった。


植物のタネみたいのが落ちていると思ったらねずみさんのうんこだったのだ。


動物と人間が共存しているインドにてもう驚くことは少なくない。



私は元いた部屋に通された。


ねずみさんの出入り口をふさいで私はベッドに横たわった。



安心したせいか、痛みは激しくなっていった。



この痛みには覚えがある。


去年ブッダガヤで経験した症状とよく似ている。


前回は夜12時から朝の7時まで地獄の苦しみにのたうちまわった。


だが午後には外出できるまで回復したのだ。




昨日歩き方で病気のページを読んでいた。



赤痢菌、チフス菌、パラチフス菌、腸炎ビブリオ菌、アメーバ赤痢菌、、、、


コレラ、マラリア、A型ウイルス肝炎、、、、


読んでるだけでどんな病気か想像できてしまう。お、おそろしい。



今は考えない方がいい。



とにかく症状は同じなのだから7時間耐え抜けば回復すると自分を力付けた。




10時に始まった症状は午後5時に治まりつつあった。


なんとちょうど7時間。前回とまったく同じ。



どうやら12時の列車に乗ることはできそうだ。


だが、インドの女の子ファミリーのところへ行けそうもない。


向こうからお父さんの携帯を使って電話をかけてきたが、電波が悪かったのか全然会話にならなかった。


次の町から絵ハガキでも送ろう。



12時の列車は1時間遅れて到着した。


私は寝台に倒れこみ力なく10時間を過ごした。