私が彼と知り合ったのは、今から３年半前に遡ります。デンマークのコペンハーゲンで、レイキャビーク行きに乗り換えて、私がひとりでアイスランドに行ったときに色々と連れて行って、現地でたくさんの人を紹介してくれた、とっても優しく明るく陽気なナイスガイです。
その当時「石田さん、どこに行きたいかい？」と聞かれ私は
・アルミニウム精錬工場
・ヘットリスヘイディ地熱発電
・レイキャビクエナジー社
・ナスダックＯＭＸ証券取引所
・カウプシング銀行
・マレルフードシステムズ
・デロイト
・ブルーラグーン
・レイキャビーク港
・・・などなど。「ブルーラグーン」は、まぁ一般的な観光地としても、ほかのところってちょっとフツーの観光客は行かないようなところばかり（笑）でも、それらすべてに連れていってくれて、しかも各企業の社長やら役員やらとても偉いえらい人いっぱい引きずりだしてきて、紹介してくれました。
（世界一の露天風呂ブルーラグーン）
それとレイキャビクは人口10万人くらいしかいないから、銀行も証券会社も取引所も上場企業も、みんなが家族のように繋がってるんですね。。。みなさんには、とっても暖かく優しくしていただいたことを強く記憶に残っています。
アイスランドは、金融危機、火山の爆発、など、色々な苦難がありましたが、「日本人よりもずっと平和に楽しく生きている。」といった印象です。
それは、「大自然と調和する国民性」があり、「世界の首都では世界一綺麗な空気」があり、「地熱・水力で賄う安全で激安の電力」もあり、そして何といっても「家族同然で助け合う産業・地域のコミュニティ」があり。日本には無いものが色々とあるなぁと、そう感じる面も多々あります。
アイスランドは「氷と火の国」。島の中心部は、氷河と火山で覆われており、もちろん人は住めません。人が住める地域は一部の沿岸部のみです。
・氷河は「大量の雪解け水」を作り、
・火山は「大量の高熱水蒸気」を作ります。
アイスランドはこの２つを主要エネルギーとして利用しており、国家の電力供給は、水力発電と地熱発電というクリーンエネルギーで、なんと必要電力量の１００％近くを供給しています。しかもこれらを支える技術や部品が日本製。東芝の蓄電池だったり三菱重工のタービンだったり。
電力がクリーンで安いから、電力を多く消費する「アルミニウム精錬」というビジネスが盛んです。そのアルミニウムを中国が多く買っています。
また、そんな「アイスランドの土地」をいま中国がたくさん買っています。中国の表向きの名目は、「富裕層向けリゾート開発」。だそうですが、その裏にある本当の意図は、「北極圏の資源開発拠点。」
アイスランド人は、中国人の流入に対して、たくさんお金落としてくれるし、大歓迎なのですが、これにはアメリカやロシアが猛反発しているそうです。
北極圏にかかるアイスランドは、非常に寒いイメージがあるかもしれませんが私が行ったときが６月で、北部の都市アクレイリが最高気温３０度。結構暑かったのをよく憶えています。
気温の上昇や、氷河からの大量の雪解け水は、地球温暖化による影響もあり、北極圏の氷も、ものすごい勢いで溶けているそうですから、あちこちで原油採掘が可能となってきているそうです。
※アイスランドの氷河の写真はこちらから（上空から撮影）
しかし中国は北極圏に領土を持ちません。北極圏に領土を持つ国は、
・アイスランド
・アメリカ
・カナダ
・スウェーデン
・デンマーク
・ノルウェー
・フィンランド
・ロシア連邦
以上８カ国とされています。
この北極圏の原油採掘のために（？）、中国のアイスランド開発計画の勢いはとどまるところを知りません。WITVのアイスランド動画もぜひご覧ください。 あ、私は昨日・今日・明日と、アイスランド人の彼の観光案内です（笑
【アイスランド視察レポート１】ヘットリスヘイディ地熱発電所
現地の動画を見ながらのアイスランドについて語ります。国家破綻してしまったアイスランドにもはや望みはないのだろうか?アイスランドが世界に先駆けて、発展している環境エネルギー分野。その中のヘットリスヘイディ地熱発電所を見学してきました。
【アイスランド視察レポート２】火と氷の国アイスランド上空より
小型セスナ機をチャーターし、火と氷の国アイスランド上空を空中散歩してきました。氷河は「大量の雪解け水」を作り、火山は「大量の高熱水蒸気」を作り、この国ならではの天然資源が無数に活動しています。再生エネルギーの力をとくとご覧あれ。
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