我が相棒、CL400の純正タンクにはガソリンが12L入るらしいんですよ。
でも、リザーブがどのくらいなのかとかがいまいち分からなかったので、
燃料コックをONにして、ガス欠になるまで走ってみようと考えました。
燃料コックの仕組みを知らない人のために一応解説しておくと、
コックは「ON」・「OFF」・「RES」の3方向に捻ることができるようになっていて、
しばらく走らないときはOFFにして燃料を遮断し、走るときにはONにして燃料を供給し、
燃料が切れたらタンク内の予備燃料(リザーブ)を使うためにコックをRESに捻るんです。
燃料計が無いバイクの場合、これがあることで、うっかりガス欠になっても
ガソリンスタンドまで走る(あるいは引き返す)分の燃料を確保することができるという優れものなのです。
というわけで、普段はトリップメーターが150kmを越えたあたりで給油するところを給油せず、
日帰りツーリングに行き、通学に使い、バイト先までの足に使い・・・
昨日の夜、バイト帰りにトリップメーターを見てみたら280kmぐらい。
1年間乗ってずっと計ってきてはじき出した我がCLの平均的な燃費が23~4km/Lだから、
実はこの時点でリザーブに入っていないとおかしいのです。
しかし、そこに気づかない呑気な俺は夜道をトコトコ走っていたのです。
人気の少ない道を走っているとき、急に吹けが悪くなったと思ったら間もなくエンジン停止。
『おお、ようやくリザーブに入ったか』と、タンクの下にあるコックを手探りで「RES」(リザーブ)の方へ・・・
勢いをつけてキック(セルが無いタイプですから)を蹴る、蹴る、蹴る、蹴る、蹴る、蹴る、蹴る、蹴る・・・
・・・・・・・・・・・・計2、30回(;´▽`A``
いくら調子が悪いからといって、エンジンが温まっている状態でここまでかかりが悪いことは普通ありえない。
CLから降りて、ケータイのライトで照らして改めてコックを見ると、
案の定、矢印が「ON」の方になっていました。
つまり、ずっと「RES」の状態で走っていたということ。
いつかコックをいじったときに「RES」に合わせてそのままずっと走っていたため、
タンクの中は完全に空っぽ、本当の意味でガス欠になってしまったようです。
「holy shit」と呟いても後の祭り。
時刻は22時を過ぎ、近くにある普通のガソリンスタンドは既に閉店。
従って24時間営業のセルフスタンドまで延々3kmほど押していきましたとさ。
雨に降られるわ坂道で汗だくになるわで、着ていたスーツが大変なことになったのは言うまでもありません。
スタンドの明かりが見えたときの安堵感ときたら、beyond description・・・・°・(ノД`)・°・
トリップメーターは300kmちょい。給油してみると、満タンでピッタリ12.0Lでした。
CLにこれだけの量を一度に給油することはこの先滅多に無いでしょう。
ある意味いい経験でした(と、自分を慰めてみる)。
そして、エンジンをかけて走り出したときの爽快感ときたら、beyond description・・・:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
戦争を知ることで平和のありがたさが分かるのであり、空腹は最高のスパイスに違いなく、
水風呂に入って芯まで冷えた体だからサウナが気持ち良いのですよね。
・・・で、リザーブの容量はどれくらいなんだろう( ̄Д ̄;;