またしても質の高い韓国映画
監視専門の警察特殊犯罪課 VS 武装完全犯罪組織 の
果てしなき攻防戦を描いたクライム・サスペンス作品
監視者たち
COLD EYES
を観て来ました。
躍動感あふれ途切れないテンポで描く
警察特殊監視班と凶悪武装犯罪組織の攻防
善悪ともに魅力的なキャラ設定と
緊迫感みなぎるストーリー展開に圧倒される
見どころ満載のエンターテイメント作品です。
あらゆる情報を収拾し五感の全てを駆使して
犯罪組織を炙り出して行く特殊監視班の面子がとにかく魅力的です。
新人監視官 ハ・ユンジュ( ハン・ヒョジュ )
人並みはずれた観察力と記憶力を備え
無鉄砲で強情ながら人情味がありしかも可憐。
つまり完全無欠なヒロインです。
特殊監視班の班長 ファン・サンジュン( ソル・ギョング )
冷静沈着ながらユーモアがあり部下思いで頼りがいのあるリーダーを好演しています。
武装犯罪グループのリーダー ジェームズ( チョン・ウソン )
頭脳明晰で冷徹且つ凄腕の殺傷技術を身に付けている
悪役だけど惹き付けられるものがあります。
通信網の情報も活用しながら
決め手は人間の五感で勝負と云うアナログな所が逆に新鮮で良いです。
街中で繰り広げられる監視と追跡のワクワクドキドキ感がタマリマセン。
クライマックスに集約される善悪の対決の構図は、
比類なき緊迫感とカタルシスさえ醸し出す重量感で圧倒されます。
こう立て続けに出来の良い韓国映画を観せられると
いろんな意味で悔しいながらも良い物は良いので致し方ありません。
日本映画にも、もっと頑張ってもらわない ... といけませんね。