「コララインとボタンの魔女 」の製作会社
ライカ・エンターテインメントによる
3Dストップモーション・アニメーションの新作
パラノーマン
ブライス・ホローの謎
PARANORMAN 3D字幕版
を観て来ました。
一応、春休みに当てて公開はしているものの
何故か3D字幕版だけの公開なんです。
いったいどのターゲットに向けて公開しているのか全く分かりません。
出て来るキャラもディズニーのそれとは真反対だし
作品の内容からしてもダーク・ファンタジーなので
確かにハナから子供を相手にしていないとも云えるのですが...
かつて魔女狩りが行われていたブライズ・ホローという町に住む
少年ノーマンは、死んだ人たちと会話できる能力を誰にも信じてもらえません。
家族からは疎まれ
友達はでぶっちょだし
学校では当然のごとくイジメられています。
やがて、かつて魔女狩りにあった少女の怨念が
墓地から死者を甦らせゾンビと化して町を襲い始めるのですが...
~なんて話しの流れを書いてみても
そのままんはホラー映画としか受け取れません。
オリジナルの声のキャスティングも
コディ・スミット=マクフィー
=「モールス」の少年
アナ・ケンドリック
「トワイライト」シリーズ
「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団 」「50/50 フィフティ・フィフティ」
ケイシー・アフレック
「キラー・インサイド・ミー」「ペントハウス」
ジョン・グッドマン
「アルゴ」「人生の特等席」「フライト」
...とピクサーやドリームワークスの
CGアニメなんかと比べても地味目感は否めません。
しかし、コマ撮りを積み重ねる
ストップモーション・アニメーションの技法の完成度は素晴しく
3Dの世界観とも見事に調和した映像は見物のです。
クライマックスの展開をみても
たっぷり込められた社会風刺の色合いからして
この作品は大人向けである事がよ~く判ります。