ウッチャンこと
内村光良監督の長編第二作目となる
ボクたちの交換日記
を観て来ました。
※諸事情により
これからこの作品を鑑賞予定の方は、
これ以降、観賞後に読んで下さい。
売れないお笑い芸人「房総スイマーズ」のコンビ
甲本孝志（小出恵介）と田中洋平（伊藤淳史）にまつわる
悲喜こもごもの成功と挫折の物語です。
根っからの映画マニアであるウッチャンの監督作だし
お気に入りの女優さんたちの揃い踏みだし
気持ちとしては良い感想を書きたかったのですが...
どうにもコレは、イタダケナイ作品でした。
原作者の夫人によるドウデモイイ場違いな騒動もウザイし
交換日記なんて時代錯誤のネタに新味無いし
全体的に浅い人間模写の羅列が単調であり
コメディなのか人間ドラマなのかよく分からず
だいたい売れない芸人の悲壮感が全く感じられないのが致命的です。
主人公の二人のそれぞれの恋人から夫人となる役の
長澤まさみさん
木村文乃さん
と云う魅力的な配役も生かしきれていません。
それぞれから生活臭が全く感じられないのです。
そして、老けメイクすらきちんとしてない長澤まさみさんの娘役が...
川口春奈さんだと云われても違和感しかありません。
もっともそれは監督さんも気付いていたのでしょう。
二人を同じ画面に写すことはありませんでしたから...
と云う訳でとても残念な作品でした。
そんな厳しいことばかり並べるならオマエが映画作ってみろと言われそうですが...
それは、また別の話しです。 (･Θ･;)
