エビリファイ | kyupinの日記 気が向けば更新

エビリファイ

エビリファイは2006年6月の初め頃発売された新しい非定型精神病薬。

この薬物、既にアビリファイとしてアメリカで発売されていたが、今回晴れて本邦でも発売となった。名前が異なるのは、アビリファイにしてしまうと間違えることがあるため。近年、直訳すると既発売の薬物に似ている場合、少し変えるようになってきている。アビリファイだと、アビリットに似ているらしい。

剤型は3mgと6mgで、うちでは今は3mgのみ採用している。最高30mgまで。薬価は3mgで100円弱なのでそう安くはない。大塚製薬の薬で、もともと偶然に近い感じで出来たんだろうけど、消化管の薬物から派生したものらしい。(詳しいことはあまり知らない) 

ちょっと使ってみた感想だけど、時々嘔気や嘔吐の副作用が出るね。特に精神科薬物の服用歴の短い人。若い人など。しばらくすると治る人もいるけど、何度でも吐き気が出てきて増量できない人もいる。陽性症状(幻覚・妄想、興奮)などには、効果が弱い印象もある。なんというか、ジプレキサのようなスーパーパワーが不足しているのは感じる。ジプレキサは、最初いきなり20mgくらいから始めることも推奨しているみたいだけど、エビリファイは吐き気がひどい人はひどいので、少量から始めないと仕方がない感じ。

効果だけど、「目に効く」

キラリーン。と言ったところか。目が生き返るとでも言いましょうか・・ 

こういう無形の効果というか、抽象的な効果が出るのが、いかにも非定型薬物っぽい。今、そこそこ使い始めたところなので、もう少し時間が経たないと評価はできないね。