今日は、インプットとアウトプットについてです。(第47号)
インプットとアウトプットは、どちらも大切です。
インプットとアウトプットを繰り返すことによって記憶が定着していきます。
勉強とは、教科書や参考書に書いてある知識を
『覚える』事だと考えている方が多いと思います。
もちろん、ある知識を覚える事(=インプット)は、
勉強において大切なプロセスですが、
実はインプットばかりを繰り返していても
なかなか効率的に覚える事が出来ません。
何故ならば、インプットは『受身』の勉強だからです。
教科書から脳へ知識を送る、という受動性の強い勉強スタンスなのです。
では、もっと効率よく知識を覚えるためにはどうしたらいいでしょうか?
それは、インプットのみならず、
アウトプットの勉強も取り入れ両者をバランスよくやる事です。
アウトプットの勉強というのは、覚えた内容を『使う』という事。
つまり、覚えた知識を元に、実際に問題を解いてみるといった方法です。
このアウトプットの勉強は、
インプットの勉強とは反対に受動的ではなく『能動的』な勉強です。
脳に溜め込んだ知識を外に出すことです。
こうしたアウトプットの勉強というのは大事です。
実はインプットの勉強と同じくらい大切なものなのです。
インプットで覚えた知識というのは、ただの知識です。
それはただ、『暗記した』だけに過ぎません。
しかし、その知識をアウトプットする事で、
『ただの暗記した知識』が『実際に使える知識』にレベルアップします。
ただの暗記した知識というのは、『ただ知っている』だけの状態です。
ただ知っているというだけでは、その知識を使いこなす事は出来ないのです。
問題を解くなど、アウトプットの勉強をする事によって、
その知識の『使い方』が分かります。
『こういう時に使うんだ!』『こうやって使うんだ!』と分かるわけです。
もう一つアウトプットも方法があります。それは人に教えるということです。
友達に勉強を教えると自然とこのアウトプットの作業が出来ます。
友達と勉強を教え合うことは非常によい勉強法となります。
相手がいなければ、模擬授業を1人で行うことも有効です。
インプットの勉強とアウトプットの勉強を両方をバランスよくする事、
具体的に言うと、『参考書』を読むだけの勉強ではなく、
『問題集』を解く勉強もやっていく事、が大事。
これが効率的な勉強です。
--------------------------------------------------
編集後記
このところ悪い天気が続いていましたが、今日はいい天気になりました。
中3の生徒たちは公立高校受験が終わりました。
浮かない表情をしている子もいましたが、
合格発表までは微妙な気持ちですよね。
受験勉強お疲れ様でした。皆んなの合格を祈っています。