長男との別れ~大学生活一人暮らしの引っ越し⑩ | 貧乏子沢山シングルマザーの愛とお金の掴み方

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幸せ美人ライフ専門家
天野舞美です




長男の引っ越し
4月からの大学生活に向けて
家を出ることになった長男の話
最終話

前回の記事
引っ越しプラン
○○をなくした‼
購入場所の決め方
インターネット問題
予想外の宅急便
長男が暮らす街
届かない荷物
長男を怒鳴る
お酒の席で

帰る時間が近づいていて
居酒屋を出た

駅に行くのではなく
長男をアパートに送っていく

長男はここは俺が二人を送るよって
言ってくれた
今日は私たちが送っていくよと答えた

今日はまだ私が守る立場にいたかった
すぐにこの街に慣れてしまう長男
次回は私が送られる立場になるだろう

長男だから尚更
いつか私を守れるくらい
強くなってくれるのだろう

アパートの入口の前で
長男と握手をした
本来はぎゅっと抱き締めたかったけど

今日もありがとうと長男が頭を下げた
この子なら大丈夫
私は彼と手を繋いで駅へと歩きだした



長男から離れたと思ったら
ホロホロと涙が流れてきた

まさかこのタイミングで泣くとは
思っていなかったので
自分でもびっくりした

泣き出した私に
俺は何も出来ないねって
彼がつぶやいた

彼がいなかったら
私は一人で泣いて歩いたに違いない
がいてくれて良かった



長男が困った時にすぐに助けてあげれない
それが悔しくて泣けてくる

長男が私がいなくても生活していける
それが悔しくて泣けてくる

いつまでも
私が世話をやける子どもでいて欲しい
私が知ってる長男ではなくなること
それが淋しくて泣けてくる

いろんな想いが
涙になって溢れてしまう

本当はずっと一緒に
暮らしたかった

それは長男の夢を諦めさせることだから
決して言ってはいけないことだった

よく頑張ってきたよね
彼がそういって私を抱きしめてくれた

彼がいなかったら
長男が家をでることを
応援出来なかったと思う

長男も私が心配で
家を出ることが出来なかったと思う

私はいかに彼が私にとって必要だったかを
電車に乗った後も話した

彼と付き合った5年
中学生から長男を見守ってくれた
いい子に育ったよねと彼が言った

男の新しい出発を
見守れる親で良かった

いつか長男が困った時に
助けられる親になろう

これからも成長する長男に
胸を張って会える親になろう

私も長男に負けない
新しい生活の始まり

終わり