デザインは京都市産業技術研究所の竹浪氏によるものです。
碁を打つ人が楽しめる質感や音。従来の素材の良さも大切に守りつつ、ゲーム性を損なわずに鑑賞する価値を最大限に引き出すための、抑制を効かせた設計となっています。
「決して奇をてらわず、それでいて斬新な、新しいスタンダード」として長く使い込むことのできる設計。四方の面取りの角度は微細に検討されています。
底面の面取りは,テーブルからふわりと浮くような軽快さを演出しながら打ち味の重厚感も損ないません。
京都の漆工芸の美しさを対局中や展示中にも楽しむことができる姿形はこうして決まりました。