「僕は君たちに武器を配りたい」の姉妹書。よりより決断を下したり意思決定するための方法が非常にわかりやすく解説されている。
 目から鱗のような斬新なことが書かれている訳ではないが、これまでに断片的に理解していることや漠然と捉えていたことを再度確認し補強することができたて良かった。是非、実生活にて役立てて行きたいというのが読んだ感想である。

 自分なりにおおまかな内容をまとめると次のようなものです。
・本書を貫くベースの考えは、知識、判断、行動の三つをつなげる。つまり、行動のために判断し、判断のために知識を得る。
・議論の目的は今の最善解を得ること。その効用はゆがんだ判断を回避すること。
・ある行動を採るときのメリットとデメリットについて、三条件に従って検証し、両者を比較する。
・反論によって検証の精度を上げる。

武器としての決断思考 (星海社新書)/瀧本 哲史
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