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■□第568号ギブ&ギブメルマガ【水曜版】『ココロのメルマガ小説(最終編)』志賀内泰弘


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◇発行◇プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動

★月刊紙を発行しています!(年間購読料2,500円/年12回発行)詳しくは → http://giveandgive.shop-pro.jp/
★★月刊紙の購読料は小中学校への無料配布に役立ております。

現在の無料配布校【297校】2011年12月現在
※無料配布は学校側(教諭名)より依頼があった場合のみ配布しております。


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◇目次◇


[ 1 ]ココロのメルマガ小説『溺れる者、空き缶をも掴む(最終編)』志賀内泰弘

[ 2 ]★NEWS!★【1月6日】「日本一こころを揺るがす新聞の社説」水谷編集長の講演会

[ 3 ]【21日】の『ホスピタリティ 今日の言葉(高野登)』

《追伸(小島)》いじめの告白


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ぜひ、ご覧ください。


[ 1 ]ココロのメルマガ小説『溺れる者、空き缶をも掴む(最終編)』志賀内泰弘


《前編はこちら》 http://iihanashi.giveandgive.com/?day=20111219
《中編はこちら》 http://iihanashi.giveandgive.com/?day=20111220


ところが、ふと下を見ると、地獄に居た他の連中が次々と登ってくる。
そこで、

「この蜘蛛の糸は俺のものだ。
 お前達は一体誰に聞いて上ってきた。下りろ、下りろ」

と口にした瞬間、蜘蛛の糸はプツンと切れて、
再び地獄に堕ちてしまった、という話だ。 

(なんて俺はバカなことをしたんだろう。あんなこと、してしまって・・・)

こと既に遅し。智也は、海の底深くに沈んでいった・・・・

「おや? なんだ、なんだ。おかしいぞ」

身体が急に浮かび上がってきた。それも、急上昇だ。

「いったいぜんたい、どういうことだ」

ふと自分の手をみると、一つの空き缶を握りしめていた。
さっきの空き缶・・・だと思ったら違う。

微糖・本格焙煎コーヒー・キリマンジャロではない。
テレビのCMで見たことのあるノンカロリーダイエットコーラ「スキット」だった。
溺れる者はワラをも掴むという。いつ、その空き缶を掴んだのか覚えがない。

ものすごいスピードで、どんどん上へと登っていく。
水面から飛び出し、空中へと舞い上がった。

「どうなってんだよー」

すると、またまた声が聞こえた。

「あら、覚えてないの?」

今度は女性の声だ。かなり若い。20代前半か。

「私は、あなたが拾ってくれた空き缶よ。ありがとうね」
「え? いついつ・・・?」
「いつって、覚えてないの?」

考えている間にも、どんどん空高くへと登ってきた。

「ええっと・・・」
「覚えてないならいいわ。もう助けてあげない! さようなら」
「あっ、ちょっと待ってくれ~」


「大丈夫ですか! ・・・あっ気が付きましたね、よかった~」
「え? ・・・あなたは、・・・神様?」
「何言ってるんですか。ここに倒れていたから心配して介抱してあげてるんじゃないですか。
 頭から血が出ているし、今、救急車を呼ぼうと思っていたところです」
「ああ、そうでしたか。ありがとうございます」
「やめてくださいよ、神様だなんて。頭の打ち所が悪かったのかな」
「い、いや。ごめんなさい。気を失っていたときに、夢を見ていたらしい」

助けてくれたのは、スーツを来た中年のサラリーマンだった。

「夢ですか。いいなぁ、クリスマス・イブの夜に神様が出てくる夢なんて」
「とんでもない。怖かったですよ」
「たしかに。こんなところで、いくら良い夢を見ても、
 身体が冷えて凍え死んでしまいますよ。
 ところで・・・何で大切そうに空き缶を握っているんですか」

そう言われて智也は、自分の右手を見た。
そこには、真ん中がペコンと凹んだ空き缶があった。

「あれ?」
「よかったら、私が捨てておきましょう。貸してください」
「ありがとう」

まだ、頭がクラクラしたが、智也はどうにか立ち上がることができた。
そして、中年男性に空き缶を手渡そうとして、目を見張った。
それは、ノンカロリーダイエットコーラ「スキット」だった。
慌てて差し出した手を引っ込める。

「いやいや、大丈夫です。自分で捨てに行きますから」
「え? ・・・そりゃいいけど」

男性は、訝しげに智也を見つめた。

「一人で歩けますか」
「もう大丈夫です。ありがとうございました」
「じゃあ、僕は行きますからね。気を付けて帰ってくださいよ」
「はい」

智也は路地を出ると、コンビニの看板を見つけた。
店の前まで行き、手にした空き缶をゴミ箱に捨てようとして、手を止めた。

そして、汚れたままの空き缶を、ジャンパーのポケットにねじ込んだ。
コンビニの中から、流行のクススマスソングが聴こえてきた。

智也は誓った。
この聖夜に。

もう一度、人生をやり直そうと。

「メリー・クリスマス!」
「え?」

ポケットの中から・・・そう声がした・・・ような気がした。


《終わり》



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[ 2 ]【1月6日】「日本一こころを揺るがす新聞の社説」水谷編集長の講演会


★「プチ紳士・プチ淑女探せ!」運動 新年祝賀イベント★

勉強家の間で話題沸騰の「ローカル全国紙」(!?)みやざき中央新聞・編集長水谷もりひとさん講演会のお知らせ

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【1月6日】「日本一こころを揺るがす新聞の社説」の水谷編集長が、あなたの心をブルブル震わせます!★テーマ「取材の現場から~心を揺るがすいい話」★
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★講演者:水谷もりひと氏

◆プロフィール
みやざき中央新聞編集長/宮崎学園短期大学非常勤講師
働く人の心のケアをする厚労省認定産業カウンセラー。宮崎県男女共同参画センター登録講師。宮崎市男女共同参画審議会委員。宮崎家庭裁判所参与員。市民活動としてメンズセンターみやざき事務局長。

◆趣味
育児、家事手伝い

◆著書
ベストセラー『日本一心を揺るがす新聞の社説』(ごま書房新社)
『日本一心を揺るがす新聞の社説2』(ごま書房新社)など

★講師からのメッセージ★---------
今回初めて名古屋で講演します。20年前から書き続けた新聞の社説を一昨年、『日本一心を揺るがす新聞の社説』(ごま書房新社)という本にまとめて出版したところ、全国から大きな反響があり、
あちこちで講演をするようになりました。愛知県内にも5年ほど前から読者が増えてきました。皆様にお会いできることを楽しみにしています。
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★テーマ「取材の現場から~心を揺るがすいい話」

[日 時] 平成24年1月6日(金)

一部 午後6時30分から8時 講演会(午後6時分開場)
二部 午後8時10分から9時40分 懇親会
・・・円卓に着席(食事はブッフェスタイル)
○何人かの高感度キーマンのミニミニ・スピーチを予定!
○講演会参加者全員に、いろいろプレゼントも企画中!
○また、当日、身の周りの「ちょっといい話」をお持ち下さい。
もちろん「もし、できたら…」の、ゆるい宿題です。懇親会で皆さんの「いい話の報告会」をしたいと思います。

[会 場] シャンテ(華やかな結婚式場です!)

〒460-0003 名古屋市中区錦3-4-1 TEL:052-971-2711(代)
 ◆地図 http://www.chanter.co.jp/index2.html
地下鉄久屋大通駅西改札口四番出口から徒歩1分

[会 費] 講演会・懇親会の両方に参加の場合 8千円
    講演会のみ参加の場合 3千円 (ともに当日支払い)

※懇親会会場の都合から、講演会と懇親会の両方へのご参加は100名様を定員とさせていただきます。お早目の申し込みをお願いいたします。なお、懇親会のみのお申し込みはご遠慮ください。

[主 催] プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動事務局
TEL:052-221-5661 FAX:052-221-5660
メール: info@giveandgive.com

★お申し込み方法

◆メール: info@giveandgive.com
◆タイトル:【1月6日】水谷編集長の講演会の申込
◆内容:※以下、コピー&ペーストしてください。

《お名前》
《ご住所》
《連絡先》
※下記ごちらかを選択してください。
 □講演会&懇親会(8千円)
 □講演会のみ(3千円)

※このメルマガのご返信メールでも可


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[ 3 ]【21日】の『ホスピタリティ 今日の言葉(高野登)』


100人のうち99人は
『分かって』いました。

たった一人がそれを
『行動に』起こしました。



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《追伸(小島)》いじめの告白


先日、小学校で子どもたちの懇談会がありました。

妻が行き、それぞれ担任の先生と子どもたちの学校の様子について話しました。

懇談会の中で、長男がいじめにあっていたことを担任の先生から告げられました。

子どもたちは、今年の春、転校しており、私たち親は心配していました。

感受性の強い長男は、学校で何かあると、夜、うなされることが多く、一時期、うなされることが多い時がありました。

まだ小さい子どもたちのことなので、いろいろあるでしょう。いじめたつもりでなくても、本人がいじめられたと思う時もあるでしょう。

今は長男の心も安定しているので大丈夫だと思いますが、今回、懇談会で担任の先生からそう告げられ、親として詳しく聞きたいのは当然のこと。

しかし、担任の先生は、

「調査して、解決しましたから」

の一点張り。

いじめた子が誰かなんて、聞くつもりはありません。どういう状況だったのかを知りたかっただけなのに…。

今回の一件は、

いじめの調査をし、親に報告をしました、これで責任は果たしました、

という学校側の思惑が透けて見える出来事でした。おそらくマニュアルでそう指導されているのでしょう。

しかし、マニュアルとは最低限のすべきこと。そこに「思いやり」や「心」を乗せてこそ。。。

テレビや新聞でみる政治家や大企業の不祥事と同じ“寸劇”がこんなにも身近で起こるとは思いませんでした。

野球で子どもを預かる立場にいる指導者(私)として、「思いやり」や「心」が通った教育ができるよう、日々精進していきたいと誓う出来事でした。


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執筆者/志賀内泰弘・小島章裕
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