皆々様のおかげで、本年、第70回文化庁芸術祭の新人賞を頂戴することができました。
ありがとうございます。
師匠の檄になかなかこたえることができず、一門、講談界、お世話になっている方々にも、カケラも恩返しできていないことが年々プレッシャーでもありながら、「女性の芸能じゃない」「女には無理だ」と入門当時は散々言われてきたので何度も何を目指して何を取り入れ何をはねのければいいのか、否定されることの方が多すぎて迷子になってきたと思います。
もちろん、まだまだ未熟な部分ばかりではありますが、賛否や好き嫌いは芸能には絶対に存在するものと覚悟したうえで、自分なりに好きだと感じて続けてきたことは否定されたり決して無駄になるものではないと、何かの一歩を踏み出した気がします。
自信満々に突っ走る人間でないことは自負しております。かなりボンヤリすることがあったり頓着しない部分を皆々様が支えてくださっていることも重々承知しております。
だからこそ、皆様のご声援やご支援が、すべてです。
本当にありがとうございます。
どうかどうか、今後ともよろしくお願い申し上げます。