先週の7月11日 BS・FUJIのプライムニュースに、
泉田新潟県知事が出演していた。

7月8日に新基準に基づく、10基の原発の再稼働申請があり
柏崎刈羽を抱える県の知事としての出演だと思う。

「福島第一原発の事故の本当の原因が明らかにならない現状で
柏崎刈羽の再稼働はあり得ない」
泉田知事の主張は一貫していた。
まともな意見だと思う。

ご自身が旧通商産業省の出身で、
資源エネルギー庁に勤務した経験から、原子力行政に詳しく
住民の安全を守るという観点から再稼働を認めていない。

その週の東電社長との会談も物別れに終わっている。

その番組の中で

「チェルノブイリの石棺化作業をしたのは死刑囚、
死刑囚の同意を得て作業が行われたのだが、
3年後には全員死亡した」と泉田知事が言った。

あまりに衝撃的な発言だった、
あまりに衝撃的で怖い話だったからツイートした。

「チェルノブイリの石棺をしたのは死刑囚!
3年後全員が死亡した。
こんな事実を、さっき泉田知事から聞いた、
政治家は誰も言わない」

自分の率直な感想としては
「怖いな~
一体福島原発はどうなるのだろう?
こんな話を初めて聞いた、
まだまだ隠されている事実があるのでは無いか?」だった。

多くの方がリツイートして下さった、
多くのご意見も頂戴した。

自分のフォロワーは30人程度なのに、
リツイートの多さと多くのご意見、
あまりの反響の大きさに驚いた。


ご意見の大半は

「怖い話だ」

「福島原発はどう処理されるのか?」

「真実を知りたい」

「ホントの話ですか?」

「死刑囚扱いされているが、
実際は死刑囚では無いのでは?」等々



お叱りのツイートも頂いた。


「根拠を示して欲しい」

「デマを拡散するな!」

「知事は政治家じゃないの?」

「デマを信じるな!」

「どこにそんな事を書いてある?」

「石棺作業に従事したのは60万人、
どこにそんなに沢山の死刑囚がいるのか?」

「素人の死刑囚に土木工事なんか出来ない!」

「放射能汚染を食い止めようと頑張った
死刑囚でない人に失礼だ」等々


それに対して、個々に自分の気持ちはお答えをしたつもりだが、

内容に付いては、泉田知事の発言を引用しただけであり、
細かい所は解らない。

実際、ロシア政府の公式発表もあるが
真実であるか否かも疑問という意見もある。

「だったら根拠も解らないのにツイートするのは無責任だ!」

そう言われればそれまで、その事はお詫びします。

ただ公の放送局の公な番組で、
知事という公的な立場の方の発言、
前述したように、泉田知事はエネルギー行政にも詳しい、
そんな人の発言だから、
自分としてはそれを信じた。


自分は原発推進派でも無ければ反原発派でも無いが、
3.11以降の原発事故直後の恐怖は忘れない、
忘れてはいけない事だと思う。

あの頃、仕事中もインターネットやTVやラジオ等々で情報を収集した。
毎日発表される放射能の空間線量をチェックした。
毎日、何が起こるか怖くて仕方なかった。



「直ちに健康への被害はありません」

そう言い続けた枝野幸男が突然

「東日本の皆さんは、被曝してしまいました、
この件に関しては政府として・・・」そう言うのじゃ無いかと、
日々ビクビクした。


もう、あの怖さを再び味わいたく無い。

長野に住む自分でさえこれだけ恐怖を味わった、
福島県の方々の恐怖は想像さえ出来ない。

そして福島原発の近隣の町村は未だ立ち入り禁止、
多くの人は避難している。

そう考えるとこれだけ多くの人に迷惑を掛け、
人間が制御出来ない原発を使う事は反対だ。
その部分では反原発に近いかもしれない。


現状では福島第一原発がどうなっているのか正確には把握出来ていない。
釜を開けて、目視さえ出来ない状況だ。

処理出来ない汚染水だけ溜まっているらしい。

事故の本当の原因が津波なのか、
地震なのかも詳しい所も検証出来ていない。
専門家により厳密に検証されているとは思うが、
仮説や憶測も多いと聞く。

そんな現状で再稼働の申請がされ、
来年あたりは10基~12基の原発順次再稼働されるらしい、
怖い事だと思う、
本当にそれで良いのか?と疑問に思う。


原発事故直後、ミネラルウォーターを買いだめした、
ガソリンの販売が制限された、
(大震災で物流が滞ったというのもある)。
遠く離れた場所でも沢山のホットスポットが見つかった。
駅のエレベーターが止まり、コンビニの電気が半分消された。
自販機の電気も消えた。

他にも沢山の事があったのだが、
正直自分でも忘れてしまった事も多い。
風化されつつある。

マスコミでは毎日大々的に原発について報じた、
今はあの頃に比べて極端に報道されない。

まだメルトクラッシュした原発を抱える国には変わりは無い、
風化させるには、あまりにも早過ぎると思う。

言葉足らずでは有りますが、
そんな思いからのツイートでした。

不快に思った方々には重ねてお詫びします。









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