艶の日SS ヨイ誘い方 | 月に酔う梅ー艶小説ー

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梅の花 一輪咲ても うめはうめ
土方歳三さんへの愛を叫んでいます

こんばんは^^

28日は艶が~るの日!ということで、

初めてハッシュタグ設定して、尾張ギャラリー様の艶の日企画に参加させてもらいました!

いつか参加したいと思いつつ、なかなか勇気が出ず…9回目でやっとw

 

尾張ギャラリー『絆』2016様のブログはこちらです↓

【第9回】艶の日にみんなで叫ぶ

 

勝手にリンクしちゃったけど、大丈夫かな…?

初めてなのでいろいろと間違いがあったらすみません><

 

今月末に何やらパンフ?の締め切りがあるようで、

ブログやツイの艶友さんも頑張っているようです!!

私は参加できませんが、応援する気持ちも込めて。

素敵なギャラリーになることを陰ながら願っております^^

 

お話は、現代でいろいろと私の趣味に走っていますが…|д゚)w

最近悲し目なお話ばかり書いていたので、

今日は思い切り土方さんに甘えてみました^^

 

 

 

「ヨイ誘い方」

 

 

背中に感じる重みで目が覚めた。

 

「…会いたかった?」

 

そう言って、重さの原因の彼女が、俺の上でふにゃりと笑う。

満面の笑みに、赤みが差した頬、ゆるりと上がる口角、

どれも可愛らしい類のものではあるが。

 

「ただいま」

「遅かったな」

 

枕元の時計にちらりと目を向けると、その視線に気づいた彼女が

時計をベッドの中へと隠した。

 

「…いい度胸じゃねえか」

 

言わずもがな、酔っぱらっている。

それも、酷く深く。

 

「おはようございます」

 

そう言いながら、頭を下げて、そのまま俺の胸に倒れこんできた。

両手を背中に回すと、途端に彼女の体の力が抜ける。

 

「起きる時間にゃ早すぎるだろう」

 

空はまだ暗い。

カーテンの隙間から漏れてくるのは外気の寒さのみで、

日の出までは時間がありそうだ。

 

「土方さんは、あったかいねぇ…」

 

そう言って、冷えた彼女の頬が、ぴたりと俺の胸に触れる。

髪を撫でてやれば、猫が喉を鳴らすようにその身をゆだね、

彼女の体温が僅かに上がるのを感じた。

 

(…やけに甘えてきやがる)

 

染まった頬は、寒さのせいか、酒のせいか。

普段よりも色を放つその瞳で見上げられ、髪を撫でる手が一瞬、止まる。

 

「どうした?酔っ払い」

「えっと、好きだなと思って」

 

(…この野郎……)

 

口には出さず、その呑気な視線を手の平でふさいでやると、

くすくすと楽し気に彼女が笑う。

 

「ったく……。なかなか、やってくれるな」

「ん?」

 

両の手で頬を挟むと、呑気な表情が僅かに険しくなった。

唇をとがらせているのか、手で挟まれてそうなってしまったのかわからない顔が、

たまらなく愛おしいというのも、どうかしている。

 

「…ひでえ顔」

「む、ひど…っ…ん…」

 

酷く、愛おしい彼女の唇を塞いで、この喧嘩を買ってやろう。

軽々と体を持ち上げて、彼女の背をゆっくりとベッドに沈めると、

途端に静かになるのが妙に色っぽい。

 

「なんで笑うんですかっ…」

「さっきまでの威勢はどうした?」

「…ズルいんですもん、土方さん」

「なにがだ?」

「だって、カッコいいから…」

 

なんだそりゃ。

 

呆れたことを隠すことなく溜息を吐いてやると、

ほらまた!と彼女の細長い指が、俺の眉に触れた。

 

「何が、ほらまた、だ」

「ズルい顔してる」

 

彼女の指先が、すり、と眉から目じりのあたりを撫でる。

 

「…ここ、好きなんです」

「…?」

「私を見るときだけ、優しくなるから」

 

そう言ってまた、無防備に笑ってみせる彼女を前に、

はぁぁ、とできるだけ長く、深く、息を吐いた。

 

本当にもう、これだから。

どうしてくれる。

 

「…なんか、変なこと言っ…ぁっ…」

「もう黙ってろ」

 

俺に触れる手を捕らえて唇を塞げば、抵抗することなく柔らかくなる。

こんなにも容易いのに、この女は全く、容易くはない。

 

「ズルいのはどっちだ、阿呆」

 

キスの合間にそう呟いても、もう聞いちゃいない。

彼女のお望み通りの視線を、これでもかというくらい向けて、

まだ明けてくれるなよ、と空に願った。

 

 

おしまい

 

 

はぁ…土方さん、だいだいだいだい大好きです…(*ノωノ)

やっぱり好きな気持ちを乗せてお話を書いていると、

土方さんが大好きすぎて心が持たないw

完璧な自給自足です( `ー´)ノww

もっともっと書いていたいけど、時間がなくてここまで。

 

今個人的に艶熱が燃え上がっていて、時間さえあればお話が書きたくて

仕方のない状態になっていますw

1つ前の慶喜さんのお話を書いてから、慶喜さんの彼目線を読んでいますが

本当にもう最初から切ないというか苦しいというか…

慶喜さん…(ノД`)・゜・。助けてあげたい。。

艶が~る、やっぱり素晴らしいです。

 

読んでくださってありがとうございました^^