北の京芦別 勝手に町おこし | 教文山下お仕事ブログ

北の京芦別 勝手に町おこし

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北の京芦別 Kita no Miyako ASHIBETSU

皆さんご存知ですか?北海道旭川市から南へ約1時間、炭鉱の町としてかつて繁栄した芦別市に存在する、北海道が全国に、いや世界に誇る文化財「北の京芦別」の存在を・・・

その狂気じみたデザインや“やっちまった感”に首ったけになった私は、勝手にバスツアーを組み、2010年5月に敢行。そう、この施設、1970年のオープンからまだ生き残っている稀有な施設なのです!

ツアーの際に社長に「北の京芦別 観光親善大使」にしてくれと懇願。
快諾を頂き、現在に至っております。
そのツアーのために書いた、素敵な北の京芦別の紹介記事はコチラ

さらに2011年2月には「札幌オオドオリ大学」のプレゼン大会で私の「北の京芦別への修学旅行」が見事優勝!同年7月に第二回となるツアーを実施。16名が北の京を訪れバブルの設えを堪能しました。この旅で山下も奉納金を納めました。

北海道の廃墟やB級スポット、トンデモスポットなどを網羅した観光ブック「北海道裏観光ガイド」への執筆活動や、北の京芦別の魅力をひたすら語るプレゼンテーションを行うなど、精力的に観光親善大使の任務を活動しています。

っていうか営業している間に、絶対訪れた方がいい!

一部の道産子の間では人気も急騰で

軍艦島<北の京芦別

との噂も。そんな想いを以下に書き記しますのでお読みください。

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△施設手前の橋より、北の京芦別を臨む

何?何なの!?「ホテル五重塔」とか「ホテル三十三間堂」とか・・・高さ八十八メートルの「北海道大観音」が鎮座しているかと思ったら、その足元に広がるのは「タージマハール風インド大庭園」。これらがディズニーランドより狭い敷地の中に密集しているんだから、これはもう「楽園」と呼ばざるを得ない訳で。

北海道を、いや日本全国を見渡してもこんな無駄に豪華で完全に振り切れた宿泊施設があるでしょうか。近年の“オシャレ”の概念をひたすら真逆に突っ切ったところに位置し、人間の「見たい」「作りたい」「拝みたい」の三大欲求を露骨なまでに包み隠さず反映させた“欲望の集合体”、それがこの「北の京芦別」なのです。

コンセプトは「北海道にも日本人の心の故郷を」。モチーフは「奈良」「京都」などの古都。当時の道民が抱いた、歴史ある町へのコンプレックスが如実に現れています。1970年の開業からバブル全盛期にかけて、当時の人々が何を「ありがたい」と思ったのか、何を「カッコイイ」と思ったのかを敷地内の幾多のオブジェが教えてくれます。
まともに鑑賞して回ろうものなら日帰り程度じゃ足りないし、アクの強い物体どものオンパレードにまず間違いなくビギナーはコテンパンにされます。

偽物のギリシャ彫刻が所狭しと並ぶ大浴場や、連日行われる旅芸人による歌謡ショー、舞踊ショー。そして数え切れない大小様々な観音様と、数え切れない賽銭箱。

まさにそれらは現代を生きる我々の想像をいとも簡単に超越する、驚愕の世界。

宿というよりもアトラクション、もしくは現代美術のインスタレーションとでも言いましょうか。
その存在感は今、確固たる地位を築きつつあります。

当時の人々を虜にしたこの施設が、今はバブル期を紐解く重要な生ける資料となりつつあります。

北海道が産んだ地上の楽園「北の京芦別」。

このスペック、国の重要文化財に指定されるのも時間の問題でしょう。


※ 上記文章は北海道裏観光ガイドより抜粋(本人寄稿)


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△北の京芦別の「北海道大観音」をバックに集合写真を撮るツアー参加者一行


【外部リンク】
北の京芦別ホームページ
バブル文化観光についての考察(ツアー報告・写真あり)

北の京芦別の魅力について書いた記事(写真あり)

北の京芦別の魅力発信プレゼン(マニア向け。全5ファイル計40分)
北海道裏観光ガイド ※ネットからもご購入いただけます
JDN ジャパンデザインネット 札幌アートレポ「北の京に恋をして」