今日は音楽理論書を紹介したいと思います。
音楽理論というと難しい感じがして、敬遠している人も少なくないと思います。ですが音楽理論を知っていればそれだけ音楽に対する知識の幅が広がり、ギター演奏や作曲などにも新しい発見が見つかるかもしれません。
個人的に言えば、音楽理論を知らなくても音楽活動はできます。ギター演奏において五線譜が読めなくてもタブ譜がありますし、作曲はなにより個性と感性が重要だと思うからです。
しかし音楽理論に精通していれば、例えば「キーがGの時に適切なスケール・ポジション」だったり、「テンションを含むコード進行の組み立て」などを理解し、演奏することができるようになります。
音楽理論を学ぶことに否定的な意見の人もいますが、それは半端に理論を覚えてしまって、使いこなすのではなく、理論に縛られてしまう、といった意味があるのかもしれません。
理論を崩すことによって良い演奏や作曲ができることがありますが、それはあくまで理論を理解できている、ということが前提です。
この本は音楽理論の基礎からある程度の応用まで、幅広く丁寧に書かれています。この本を読む際の注意点として、理解できないページがあったら、数ページ前まで復習して、完全に理解してから次のページにいくようにしましょう。分からないまま先へ進んでしますと、間違った知識のまま覚えてしまうことになります。
読み物としてのレベルは高めですが、じっくり読み進めていけばちゃんと理解できます。
勉強としての音楽理論は確かに難しいです。しかしこれからの音楽活動において、理論を勉強しておくことは決して無駄なことではないはずです。