天寧寺 | まだ、守護天使は飛んでいる

天寧寺

 
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もう一週間経ってしまったが滋賀観光の続き。

彦根城を後にして昼食を摂り、次に向かったのは五百羅漢で知られる天寧寺。



予定では龍潭寺に行くつもりだったんだが、彦根城でゆっくりし過ぎた為に拝観時間が16時までの龍潭寺は無理かな?と思い、17時まで開いてる天寧寺に変えた。


どこへ行く時も大体の予定しか組まない方なんで、途中で行き先を変えるのはいつものこと。
天寧寺にも興味があったから丁度良かったよ。






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仏殿(羅漢堂)。
右側にちらっと写ってる地蔵尊が3mくらいあってまず目を引いた。



ここの五百羅漢の写真を見てなかったんで、てっきり愛宕念仏寺みたいな石仏が並んでるお寺を想像してたんだが全然違ったね。



野ざらしの石仏じゃなく、この仏殿内に五百羅漢は安置されている。中に入って驚いた。



三方の壁に雛壇があり、そこに全身細かく彫られてポーズをとった色んな表情の羅漢像が、びーっしりと壁を埋め尽くすように並べられてたのだ。



中央には釈迦如来と十大弟子・十六羅漢の像もあって正確には全527体。
それら全てに前から横から見られてるような感覚は、なかなか他のお寺では得がたい体験!



三十三間堂の像の密集度も凄いけど、あそこは横に広いから案外開放感があるんだよね。
でもここは三方を像で囲まれてるから、堂内それなりに広いんやけど圧迫感があった。

物凄く濃密な空間だったよ。あれは写真などでは伝わらない。






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仏殿と法堂(写真奥の建物)の間にあるらかん石庭。

左手からは彦根の城下町が見渡せる。



五百羅漢には「亡き親、子供に会いたくば五百羅漢の堂に籠れ」という伝承もあるらしく、探せば像の中に必ず自分や近しい人の顔が見つかると言われる。

この辺は愛宕念仏寺の千二百羅漢と同じやね。



ちなみに五百羅漢像を彫ったのは京都の大仏師駒井朝運だという。






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井伊直弼公供養塔。

天寧寺は直弼の父直中公が、自分の過失で手打ちにした腰元と初孫の菩提を弔う為に建てたお寺。



天寧寺は近江七福神霊場でもあり、木造日本一の大きさという布袋尊も祀られてるそうだがそれは見れなかった。
境内案内図には仏殿の場所に布袋尊と書いてあるんだが…。



まあここは何といっても五百羅漢。
あのお堂内の独特の空気感は入った者にしかわからない。
貴重な体験ができて面白かった。