話がかなり前後します
頑張れ!キナコ(前編)の続きでキナコの亡くなる前日の話になります
ややこしくなってすみませんm(*T▽T*)m
と、言う訳で長時間の車の振動というリスクを考えてもやはり違う動物病院で診てもらうしかキナコが元気を取り戻す術はないだろうと考えました
まず病院に電話を入れて次の日、私の仕事が終わってからの時間に予約をとりました
いよいよ当日・・・
相変わらずキナコはぐったりしたままです
予約は7時、思ったより早く病院に着き受付でその旨伝えると初診の為の問診票を渡され記入
初めての病院に興味津々
キョロキョロ周りを観察しながら記入します
お世辞にも今どきのオシャレな感じの病院ではないですがなんだか温かみのあるいい雰囲気
やっぱり来て良かった
診察室に入ってキナコについての事や今回の病気のひと通りの経過を聞かれました
先生は今までかかっていた病院で何の検査も処置も受けずにただ投薬治療のみという事にかなり疑問を持ってはりました
キナコの診察を始める前に少しでも小さな身体に負担がかからぬ様に酸素を十分に与えてもらいました
キナコの居る小さなケースの中に酸素のチューブを入れてミニ集中治療室を作りそこで10分くらいリラックスさせます。
ただでさえここしばらくは息も荒く身体全体で呼吸をしていたから・・・
見ていてもみるみる呼吸が楽になっていくのが分かります
良かったね
いっぱい美味しい空気吸えてるね
いよいよ診察
まず患部を見て化膿している部分とその周辺の毛をバリカンで剃り落として寄生虫の検査をする為に体毛を毛抜きで抜きます
そんな処置の間も酸素マスクに頭を入れてもらっています
まるで宇宙飛行士みたいで格好いいぞ
剃ってもらって綺麗になった患部を更に消毒して今まで毛がはえていて見えていなかった傷口の汚れやこびりついていたワラを丁寧に手ではがしてくれました
傷口にゴミとかこびりついていたんや
気付いてあげられなくて何もしてあげられなくてごめんなm(__)m
傷口の部分から採取した組織や触診からはやはり腫瘍ではなくかなり悪化した難治性皮膚炎の可能性が高く、ここまで衰弱してしまった原因は、どのハムスターにもいる毛包虫という寄生虫に体力が落ちて抵抗力がなくなっている時に攻撃された為だろうと
今まで使っていた消毒液のイソジンは身体の小さなキナコには勧められないと害のない消毒液に変え、抗生物質の飲み薬と抵抗力を高める栄養剤、動物用の電解質ドリンク、寄生虫を弱らせて駆除する為の殺虫剤を処方してもらいました
この殺虫剤は健康なハムスターに与えてもかなりリスクが大きな薬らしいので今のキナコにはちょっときつすぎるかもしれないとの事
ちょっと回復を待って最小限の更に半分の量から与えてみようかと
寄生虫の駆除なくしてキナコの治癒はない、絶対に不可欠な薬なので
キナコは高齢だけど病気を治したらまだまだ元気に過ごせるから頑張って治療しましょうと・・・
衰弱がひどいので水分と栄養補給の点滴の注射を打ってもらう
これで少しは元気が戻るはず
ものすごく丁寧に隅々まで診察していただけたし、とても分かりやすく病気や今後の治療方針を話してもらえました
分からない事を質問したら私が理解納得出来るまで根気よく説明してくださいました
当たり前の事なんだけど今まで色々な病院に行きましたが当たり前の事をなかなかこちらの納得のいく様にはやっていただけないのが残念ながら現実でした
こちらの先生は本当に絶対に僕が治してあげるからという気持ちが伝わってくるアツい先生でした
今まで通っていた病院では何一つ分からなかったキナコの病状や原因、これからやるべき事がはっきりと分かりそれだけでも私にとっては希望の光が見えてきた前進でした
絶対に良くなる
また走り回れるやん
帰りの車の中、先程のケースにたっぷりの酸素を入れてもらったミニICUの中で気持ち良さそうに呼吸して目を閉じて寝ていたキナコ
最近は夜中に目が覚めてふとキナコを見ると痛みの為なのかいつも半分目を開けたまま横たわって熟睡出来ていなかったみたいでした
久しぶりの安眠やね
良かった
家に着いてから私の食べているお豆腐を少しお裾分けしたら美味しそうにいっぱい食べてくれた
今日は食欲も有るんやね
良かった
少しケージ内をうろうろとお散歩
今日は色々な検査に治療に本当に頑張ってえらかったよキナコ
先生に傷口きれいに気持ち良くしてもらえて良かったな
その夜はスヤスヤと眠っていました
朝起きてキナコにご飯を食べさせたけどプリンを少々口にしただけ
いつもは大好物なのでガッツリのはずなのに・・・
食べなければ近所の病院で点滴を打ってもらう様に昨日言われてたので夜にでも行こうかと考えてみたり
お薬を飲ませて私が朝御飯食べたりお風呂に入ったり会社に行く用意を終えてキナコのケージの前でキナコを呼んでみる
キナコは重い足取りで私の方に歩いて来て私の前で止まりゆっくりと大きな呼吸をしました
何か様子がおかしい
慌てて家族を呼んで『キナコ、キナコ』と呼び掛けると応える様に頭を持ち上げたのを最期に眠る様に私の手の中で息を引き取りました
全く苦しい所を見せずに本当に生きている様な穏やかな表情の最期でした
これで痛みからも解放されてゆっくりゆっくり寝られるね
お昼寝が大好きだったキナコ
トトロみたいな寝姿にいつも癒されてたよ
キナコの寝てる所を見ているだけで幸せな気持ちになれたんよ
今まで本当にありがとう
愛してるよ
『頑張れ!キナコ(前編)』を書いた時にはまさかこんな結末になるとは思ってもみなくて・・・
闘病中のキナコにただエールを送りたくて書いたはずだったのですが・・・こんな悲しいお話になってしまって本当にごめんなさい
m(__)m
それから大切なペットを亡くされた方がこれを読んでまた悲しい事を思い出させてしまっていたら本当に申し訳なく思っています
ごめんなさいm(__)m
今日で本当に悲しいお話は終わります
もう泣かないから
次からは心が温かくなるお話を書いていきますからまた読んでやってください
今までキナコや私に温かいお言葉を贈って下さったみなさま。
本当にありがとうございました
みなさまの温かい言葉で頑張れます
本当に人間っていいなって思わせていただきました
心よりお礼申し上げます
最後にキナコの事をしっかり診てくれて諦めずに助けるって気持ちを表して下さってキナコの尊厳を守って下さった南区のゆう動物病院の先生
ありがとうございました
もっと早くにキナコを診ていただいていれば・・・と悔やんでも悔やみきれません
頑張れ!キナコ(前編)の続きでキナコの亡くなる前日の話になります
ややこしくなってすみませんm(*T▽T*)m
と、言う訳で長時間の車の振動というリスクを考えてもやはり違う動物病院で診てもらうしかキナコが元気を取り戻す術はないだろうと考えました
まず病院に電話を入れて次の日、私の仕事が終わってからの時間に予約をとりました
いよいよ当日・・・
相変わらずキナコはぐったりしたままです
予約は7時、思ったより早く病院に着き受付でその旨伝えると初診の為の問診票を渡され記入
初めての病院に興味津々
キョロキョロ周りを観察しながら記入します
お世辞にも今どきのオシャレな感じの病院ではないですがなんだか温かみのあるいい雰囲気
やっぱり来て良かった
診察室に入ってキナコについての事や今回の病気のひと通りの経過を聞かれました
先生は今までかかっていた病院で何の検査も処置も受けずにただ投薬治療のみという事にかなり疑問を持ってはりました
キナコの診察を始める前に少しでも小さな身体に負担がかからぬ様に酸素を十分に与えてもらいました
キナコの居る小さなケースの中に酸素のチューブを入れてミニ集中治療室を作りそこで10分くらいリラックスさせます。
ただでさえここしばらくは息も荒く身体全体で呼吸をしていたから・・・
見ていてもみるみる呼吸が楽になっていくのが分かります
良かったね
いっぱい美味しい空気吸えてるね
いよいよ診察
まず患部を見て化膿している部分とその周辺の毛をバリカンで剃り落として寄生虫の検査をする為に体毛を毛抜きで抜きます
そんな処置の間も酸素マスクに頭を入れてもらっています
まるで宇宙飛行士みたいで格好いいぞ
剃ってもらって綺麗になった患部を更に消毒して今まで毛がはえていて見えていなかった傷口の汚れやこびりついていたワラを丁寧に手ではがしてくれました
傷口にゴミとかこびりついていたんや
気付いてあげられなくて何もしてあげられなくてごめんなm(__)m
傷口の部分から採取した組織や触診からはやはり腫瘍ではなくかなり悪化した難治性皮膚炎の可能性が高く、ここまで衰弱してしまった原因は、どのハムスターにもいる毛包虫という寄生虫に体力が落ちて抵抗力がなくなっている時に攻撃された為だろうと
今まで使っていた消毒液のイソジンは身体の小さなキナコには勧められないと害のない消毒液に変え、抗生物質の飲み薬と抵抗力を高める栄養剤、動物用の電解質ドリンク、寄生虫を弱らせて駆除する為の殺虫剤を処方してもらいました
この殺虫剤は健康なハムスターに与えてもかなりリスクが大きな薬らしいので今のキナコにはちょっときつすぎるかもしれないとの事
ちょっと回復を待って最小限の更に半分の量から与えてみようかと
寄生虫の駆除なくしてキナコの治癒はない、絶対に不可欠な薬なので
キナコは高齢だけど病気を治したらまだまだ元気に過ごせるから頑張って治療しましょうと・・・
衰弱がひどいので水分と栄養補給の点滴の注射を打ってもらう
これで少しは元気が戻るはず
ものすごく丁寧に隅々まで診察していただけたし、とても分かりやすく病気や今後の治療方針を話してもらえました
分からない事を質問したら私が理解納得出来るまで根気よく説明してくださいました
当たり前の事なんだけど今まで色々な病院に行きましたが当たり前の事をなかなかこちらの納得のいく様にはやっていただけないのが残念ながら現実でした
こちらの先生は本当に絶対に僕が治してあげるからという気持ちが伝わってくるアツい先生でした
今まで通っていた病院では何一つ分からなかったキナコの病状や原因、これからやるべき事がはっきりと分かりそれだけでも私にとっては希望の光が見えてきた前進でした
絶対に良くなる
また走り回れるやん
帰りの車の中、先程のケースにたっぷりの酸素を入れてもらったミニICUの中で気持ち良さそうに呼吸して目を閉じて寝ていたキナコ
最近は夜中に目が覚めてふとキナコを見ると痛みの為なのかいつも半分目を開けたまま横たわって熟睡出来ていなかったみたいでした
久しぶりの安眠やね
良かった
家に着いてから私の食べているお豆腐を少しお裾分けしたら美味しそうにいっぱい食べてくれた
今日は食欲も有るんやね
良かった
少しケージ内をうろうろとお散歩
今日は色々な検査に治療に本当に頑張ってえらかったよキナコ
先生に傷口きれいに気持ち良くしてもらえて良かったな
その夜はスヤスヤと眠っていました
朝起きてキナコにご飯を食べさせたけどプリンを少々口にしただけ
いつもは大好物なのでガッツリのはずなのに・・・
食べなければ近所の病院で点滴を打ってもらう様に昨日言われてたので夜にでも行こうかと考えてみたり
お薬を飲ませて私が朝御飯食べたりお風呂に入ったり会社に行く用意を終えてキナコのケージの前でキナコを呼んでみる
キナコは重い足取りで私の方に歩いて来て私の前で止まりゆっくりと大きな呼吸をしました
何か様子がおかしい
慌てて家族を呼んで『キナコ、キナコ』と呼び掛けると応える様に頭を持ち上げたのを最期に眠る様に私の手の中で息を引き取りました
全く苦しい所を見せずに本当に生きている様な穏やかな表情の最期でした
これで痛みからも解放されてゆっくりゆっくり寝られるね
お昼寝が大好きだったキナコ
トトロみたいな寝姿にいつも癒されてたよ
キナコの寝てる所を見ているだけで幸せな気持ちになれたんよ
今まで本当にありがとう
愛してるよ
『頑張れ!キナコ(前編)』を書いた時にはまさかこんな結末になるとは思ってもみなくて・・・
闘病中のキナコにただエールを送りたくて書いたはずだったのですが・・・こんな悲しいお話になってしまって本当にごめんなさい
m(__)m
それから大切なペットを亡くされた方がこれを読んでまた悲しい事を思い出させてしまっていたら本当に申し訳なく思っています
ごめんなさいm(__)m
今日で本当に悲しいお話は終わります
もう泣かないから
次からは心が温かくなるお話を書いていきますからまた読んでやってください
今までキナコや私に温かいお言葉を贈って下さったみなさま。
本当にありがとうございました
みなさまの温かい言葉で頑張れます
本当に人間っていいなって思わせていただきました
心よりお礼申し上げます
最後にキナコの事をしっかり診てくれて諦めずに助けるって気持ちを表して下さってキナコの尊厳を守って下さった南区のゆう動物病院の先生
ありがとうございました
もっと早くにキナコを診ていただいていれば・・・と悔やんでも悔やみきれません