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仙谷官房長官が、自衛隊は暴力装置と発言したとニュースやTwitterで取り上げられています。
参議院のインターネット中継で録画された動画が見れますが、議事録としてネットに文字が上がるのは、しばらく後のようなので、いなばが、文字に起こしてみました。
自民党の世耕議員が、防衛省の通達について質問しているところです。

防衛省の通達については、政治発言する者呼ぶなと通達 自衛隊行事、政務三役指示  防衛事務次官通達の要旨 (どちらも共同通信)をご覧ください。


参議院予算委員会20101118日、1時間41分あたりから。

(委員長:前田武志予算委員長、世耕:世耕弘成議員、仙谷:仙谷由人官房長官 をそれぞれ表す。野次、不規則発言は聞き取れた範囲内。委員長の発言は、発言者を指名する発言を除いた。)


世耕「これ、法の精神としては、国家公務員も地方公務員も、自衛隊員も学校の先生も、全くおんなじ精神ですよ。これ、国家公務員でこういう形で自衛隊とおんなじ精神で規制をされているということは、じゃあ、霞ヶ関の庁舎内においてもこういう入間で挨拶されたような人は呼ばないということでよろしいんですか。(男性議員「そういうことになるんだよ。分からないのか、この重大性が。」)」


仙谷「今、法の精神と言われました。で、公務員と言う世界では、同じように政治的な中立性が求められると思います。そして、さらに、この暴力、装置、でもある自衛隊、(女性議員「なんて言った?」)まあ、ある種の(議場内ザワザワ)ある種の、(野次)軍事組織で(委員長「お静かに願います(繰り返し)」)ありまして、ぐん…軍事組織でもありますから、これは、シビリアンコントロールがきかなければならないと。(男性議員「なんだよ、そりゃ。」)それから、まぁ、戦前の、戦前の、経験からしまして、(男性議員「理解できない!」別の男性議員「撤回しなければダメじゃないか、今のは。」)決して、(野次)じゃあ、実力組織と言う風にて、あの訂正させてもらいます。実力組織、でありますから、(男性議員「謝罪しろ!」別の男性議員「謝罪謝罪!」他同様の声多数)(委員長「質疑者の以外の方は質疑の妨げになります。ご静粛に。」)」実力組織でありますから、これは、特段の政治的な中立性が、確保されなければならないということだと思います。これは、これは、(男性議員「それは新解釈だ。」)新解釈じゃありません。やっぱり、これは、戦前の経験を、いわゆる軍国主義という経験をして、その中で、中からも外からも非常にある種の政治性の強い働きかけやあるいはその行為にこ、それに呼応する動きが出てきて、あのようなことになったわけでありますから、特に実力そ、実力組織としてはですね、実力組織としては、より念を入れた特段の政治的な中立性が保障されるべきだと。そのために一般の国家公務員ではここまでだということであっても、関与を疑われるような行為もやってはならないと、あるいはそれに巻き込まれるようなことにならないように注意してくださいよと。こういうちゅ、通達だと思います。」


世耕「きちんと議事録に残す必要があるので、自衛隊のことを暴力装置とおっしゃいました。これ現場の隊員のためのきちっと撤回と謝罪をしてください。」


仙谷「(野次)あのー、その通り撤回して、実力組織と言い換えます。(男性議員「謝罪をしろ。」)」


世耕「(立ち上がらずに)謝罪を求めたんだ。謝罪を求めた。謝罪を求めてる。(男性議員「隊員を馬鹿にしてるのか!」別の男性議員「ちゃんとやっぱり謝罪をしないと。」女性議員「自衛隊に謝って。成立しなくなるって、この国の国防は。」

)謝罪をしてくれないと議事録に…謝罪をしてください。」(註:多分、世耕議員の発言。たちあがってマイクに向けてしゃべってないので聞き取りにくい。)


理事?らが集まってくる。


委員長「世耕委員、もう一度、もう一度、御質疑ください。」


世耕「撤回だけじゃなくて謝罪もしてください。」(男性議員「罷免だよ、これは。」)


仙谷「あのー、法律上の用語としては、不適当でございましたので、(男性議員「法律上の用語じゃないだろ、これは」)えー、自衛隊の、自衛隊の皆さん方には、謝罪を致します。」(男性議員「謝ってない!」)


世耕「まあ、このようにですねぇ、表現の自由に関しても、もう、解釈はめちゃくちゃだということがはっきりしました。自衛隊を暴力装置としてみてる。こういうことも分かりました。この皆さんが、今、表現の自由んで、だけではなくてですね、もっと大きな権力の濫用をしているんじゃないかと言う疑いがあります。(以下、北海道五区補選の民主候補の話なので割愛。)」