バレンタインの友ちょこと言えば♪

チョコよりあまーい、、

短篇小説??

かな(笑。




(短篇小説。)

蝋梅が黄色い花を咲かし、薫りが辺りに広がっていた。

×××大学付属病院の大名行列と言う名の回診が、始まる。
白衣を着た男たちがぞろぞろと歩く、例のあれである。
1番前を歩くのが勿論院長である男で、少しくせっ毛の明るい色の髪の毛が印象的である。更にその半歩後ろを歩くのが、副院長、
知的な雰囲気でアールグレイッシュの髪毛、縁無しの眼鏡をかけていた。
「織田(信長)院長。本日のカンファレンスですが、…」
不意に副院長の男が口を開いた。
と、後は私たち一般の人間には分からないことを何やら喋っている。
「(明智)光秀、カンファの話は、後でいい。」

私はちょうど散歩から戻るところだったので、点滴の入ったバッグを吊ったキャスター付きスタンドを押しながら、自室に戻った。

「あの患者は…」と院長が口を開きかけた時、
「織田院長、おはようございます。」
まだ、あどけなさが残る若い医師が声をかけ、深々とお辞儀した、彼の髪は綺麗な金色で
「回診お疲れ様でした。今、お客様がお見えになっています。ザビエール様とおっしゃって、融資の件で話がしたいと…」
にこやかに話す青年に、院長は
「そうか。」
と短く答え、踵を返し、副院長等等を引き連れて歩いてゆく。
「おい。お前。何を企んでいる?」
にこにこと礼をして大名行列を見送った医師に、青みがかった黒髪の男が、そう声をかけた。
「やだなぁ、石田(三成)先生。企んでいるって、全く意味が解ら無いのですが。」
「率直に言う。あの患者には、オペが必要だ。」
険悪なムードになったところで、
突如明るい声がその2人の医師に割って入った。
「ちょっとぉ~♪ 2人で迎えに来てくれたの?
嬉しーなぁ~ありがとね(o^-')b はいっ三成、アメリカのお土産♪
徳川(家康)先生もどうぞ~^^」
「秀吉!? いつ戻ったんだ?」
「今先刻、だよ~♪」
「チョコとか身体に悪いし、要らない。」
手渡されたばかりの、空港の免税店でも何処でも売っていそうな、マカダミアナッツチョコレートの箱を、家康は近くにいた酒井医師に押し付けると、足早にその場を離れて行く。

キャスト

院長 織田信長
副院長 明智光秀

外科医 豊臣秀吉
外科医 石田三成

内科医 徳川家康
内科医 酒井忠次

友情出演 ザビエール(何かの大富豪(笑)。


★殿を選んで下さい。

 オペで治療する。→石田三成
→お薬で治療する。→徳川家康



私の拙作ですが、姫ちゃんにプレゼントしました~♪(*´ω`*)