さて、祗園のバス停でバスを待っていると、何かのパレードが四条通をやって来ました…
ここでまたバス止められるのかな~と心配したけれど、パレードの列はそれほど長くなく…わりとあっさり通り抜けました。あぁ良かった…
パレードは、関西六大学リーグ戦の中でも「伝統の一戦」と言われている同立戦の前夜祭パレードで、応援団とチアリーダーで結成されていました。
そーいえば、春季リーグ戦の時期だったんですねぇー。
同志社&立命館…はともに京都の伝統校。東京六大学野球における伝統の一戦…早慶戦(早稲田&慶応)の京都版というところですね。
ちなみに、大阪だと、伝統の一戦は「関関」戦(関西大学&関西学院大学)です。
近畿地区のこの4大学を指す「関関同立」の言葉は、ここからきていると言われています。
そんな前夜祭のパレードが去った後にバスもすぐに来まして…今度は置いていかれることなく乗車できました。
そして、バスは四条通を西へと移動します。
祗園から、河原町→烏丸(メイン通りのみ)と進んで、四条西洞院(しじょうにしのとういん)でバスを降ります。
そのバス停のほぼ真ん前にあるこの町家が次の目的地。
こちらの町家の隣にある、京都クラフトマート町家店で、匂い袋作りの体験をさせてくれるのですが、その前に、町家の方で開催中だった京のれん展示会「吉祥暖簾」展を見学…
撮影はできなかったけど、町家の中に15枚の暖簾がつりさげられていて…なんともステキでした
吉祥文様…ということで、古典的な「薬玉」「松竹梅」「吉祥鶴文様」「唐草」から、風薫る5月にぴったりな「薫風」や、市松金格子に正倉院華紋唐草を合わせた慶びの柄の「慶」、古典柄の千鳥を現代風に書いた「遠見千鳥」、同じく花喰鳥を最近の感じに描いた「花喰鳥 2012」などのおめでたい柄物がたくさん。
他にも、4つのハートで四葉のクローバーをあしらった現代的な「はと とぅ はーと」、クモの糸にひっかかった赤い蝶が描かれた斬新な「これも何かの縁ですから」、ど真ん中に金魚が描かれた「魚ぎョ」などなど…どれも甲乙つけがたい…っていうか、どれか家に欲しい~
暖簾展に満足しつつ、予約時間になり、匂い袋の作成にうつります…。
匂い袋の作成は、
① 香を入れる袋を選びます(大きい緞子の袋と小さい縮緬の袋の2種類選びました)。
② 3種類あるブレンド香の粉末を、自分の好みに調合していきます(調合は紙の上で行います)。
③ 調合した香を袋に詰め、口を閉じて、紐で締め、形を整えて出来上がり。
…という感じです。
3種類のブレンド香は、桂皮、丁字、大茴香、白檀を基本として、10種類の香がブレンドされたもので
A(甘め) … バニラが入っていて、桂皮、丁字、大茴香に比べ白檀が少なめ。
B(中間) … 桂皮が多め。甘さはAとCの中間くらい。
C(すっきり) … 白檀が多め。甘さを抑えたスッキリした香り。
に分かれています。
桂皮(けいひ)は、シナモン…ニッキのことで、丁字(ちょうじ)はクローブ。香辛料にも使われますよね。
まずは、大きい袋の方ができました。
こちらは、中間の香を多めにして…甘めとすっきり系を半々くらいに調合。
みんな好みがいろいろ分かれて、元は同じ香なのに、微妙に違う香り袋ができて…面白いですね。
小さいのも完成可愛くできました。
こちらは、甘めたっぷり薄いピンクだし、イメージ甘めかな、と思ったので…。
せっかくなので、ちょうど着物だし…持っていた鞄に大きい方の匂い袋をつけていくことにしました。