この時期、本屋さんに行くと、夏休みに読書しろ、と言わんばかりに夏の100冊文庫が並んでますよね。

出版社によって、多少選定の傾向は違うものの、古典と現代文学、日本文学と海外文学を織り混ぜるあたりはだいたい同じです。

今年も、通勤途中にある本屋さんで、100冊のラインナップの載った冊子を角川、集英社、新潮の3社分もらってきたので、見比べているのですが、どの出版社でも必ず載っている作家さんっていますね~。

現代文学では、赤川次郎さん、伊坂幸太郎さん、石田衣良さん、恩田陸さん、角田光代さん、宮部みゆきさん。

古典では、夏目漱石(…しかもどれも「こころ」は必ず入ってるし)、太宰治(こちらも必ず「人間失格」が…)、宮澤賢治(これまた必ず「銀河鉄道の夜」…名作だけどね)。あとは、柳田国男センセイ(大学の時、テキストにしていたので、つい、こう呼びたくなっちゃいます)。

傾向としては、新潮さんが一番堅いかな…古典の比率が高いし、現代文学も重いのが多いし。
集英社さんのは、結構軽めのもあって…取っ付きやすいかな。

コバルト文庫から、人気の「マリア様がみてる」がついに夏の100選にも登場してるし。

コバルト文庫って、いわゆるティーンズ向きの少女小説だけど、名作もいっぱいあって…近年亡くならた、氷室冴子さんの作品なんて、今でも読み継がれる名作揃いですもん。
いろんな出版社がティーンズ小説出してますけど、やっぱ、コバルト文庫が一番かな。

新潮さんのラインナップにはなかったけど、現代文学では、最近は東野圭吾さんが大人気ですよね。
あと、集英社さんにはなかったけど、妹のおすすめ、瀬尾まいこさんの作品とかも読んでみたいです。

でも、夏の100選文庫、と言えば、やはり古典なのかな。これだけ揃えてくるのもこの時期ならでは、ですし。

古典は、昔読んだものが結構あるけど…読み返してもいいかもしれないですね。

さて、何を読もうかなぁ…。

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