一番ひどいのが北川悦吏子の脚本なんじゃないのか?っていう変な感じ。
監督北川悦吏子は悪くないのだ。脚本家北川悦吏子が終わってる感があるのだ。
ストーリーの都合にあわせてそれぞれのキャラクターが動いてるだけじゃん!
ただのコマじゃん!!
だったら、お前が好きなキャラに焦点絞って
そのキャラをもうちょっと丁寧に描けばいいんじゃないの?的な。
薄っぺらい人たちとしてしか描かれてないような
この中のキャラで誰か好きな人いますか?って聞かれたら
きっとみんな「なんとも言えない。よくわからない。」ってなりそうな。
魅力的な脇役がもっと出てきたらよかったんだろうか。。。
はかなく切ない別れみたいなのが描きたかったんだったら
まぁ狙い通りでいいのかもしれないけど、安物のフランス映画かなんかみたいだ。
北川悦吏子はどうでもいいけど
岩井俊二は時間の使い方がもったいない気がして
こんなもんに関わる時間があったら
もっと自分の作品作りに時間使えばいいのに。。。
貧すれば鈍する。的なしょうもないアルバイトしないとやっていけないくらい不景気なのかな?
やってみたら?って薦めてしまった手前、しゃあなし関わってるんだろうか?
時代の寵児みたいな人たちがどんどん没落していく姿を
リアルに見てるんだと思えば、映画がエピソードのひとつで
彼らの人生が作品そのものって感じで楽しく見れるかもしれない。
スコット・フィットジェラルドの人生みたいな感じで
バブル景気で浮かれて、大恐慌で苦しみ抜きました。
みたいな感じと重ね合わせてみれるようになるのだろうか?
破産なり、アル中なり、発狂なり、自殺なりするっていう
衝撃の結末みたいなの見せてくれたら、まあいいかな?みたいな
もう産みだすモノには期待してもガッカリするだけのような気がする。