Zepp Tokyo | かのんのお散歩3

かのんのお散歩3

けい●の「かのんのお散歩」「かのんのお散歩Ⅱ」に引き続く気ままな携帯散歩道~いわゆる写真館です。日記とかはどっかでやってます。

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予定より2週間遅れての4月15日の金曜日、
Zepp Fukuokaからついにツアーは始まった。
福岡、熊本、大阪、京都を廻り、
そして13年ぶりに、
パンチドランカーツアーで訪れた
神戸で公演を行なった。
13年前の神戸国際会館こくさいホールは
阪神淡路大震災により仮設会場での公演だった。
あの時、自分が見た神戸の景色は
吉井さんの心の中にも
記憶に残っていることでしょう。

震災後、淡路島で慰安ライブを行なった。
オーディエンスは淡路島在住の方々。
スタッフの一部にはボランティアでファンが参加した。
当時のことを随分と思い返していたと思う。
相当張り詰めて神戸までライブをやってきたことが
いつもより更新のない日記の中から
想像せざるを得なかった。
そしてもうひとつ、サポートメンバーである
ギタリストのジュリアン・コリエルの来日を
吉井和哉自身が止めたことも
ある意味でしこりになっていたことでしょう。

吉井さんが神戸を去る朝、
「本来の色めいた神戸に戻ったように感じます。」
そんな日記をアップして帰京してきた。


揺れる、不協和音が鳴る…
そんな現実に戻ってきて
いよいよ東日本地区での初ライブとなった。

ライブは始まるまで未知。
急に参戦できなくなったり
参戦できるようになったり
会場で公演中止を知ったり…
とにもかくにも5分押しで客電は落ちることができた。


発売延期されたアルバム「The Apples」を聴かずに臨んだ。
というか聴くことができなかった。
延期になった経緯や
自分を取り巻くすべての中で
聴けるような気持ちになれなかった。
それでもライブを観る時は
やって来るのか、それともやって来たのか…。
そんな試行錯誤のスタートになった。


しかし試行錯誤のライブは今に始まったことじゃないし。
この吉井和哉の音楽に触れてからは当たり前で。
だからネガティブでも次がある限り
ライブへ行くのであって。
行けるうちに行っておかなきゃならない
ちょっとした使命感を抱くのであって。



ライブは成り行くままに
行動はちょっぴり計画的に…
次へのライブへ思いを馳せる。

4/25吉井和哉@Zepp Tokyo