スペインはコルドバのメスキータ | 旅行、美術館、書評

スペインはコルドバのメスキータ


コルドバ_メスキータ   左写真はスペインはコルドバメスキータ の内部。 
  イスラム教のモスクとして建てられ、13世紀レコンキスタ
  により、カトリック教会 の聖堂に転用された建物。
   イスラム教とキリスト教の融合した感じがな
   んともいえません。

  さて、
  以前、ホットマネー  という言葉を聞いたときは、
  同時にイスラムでは貸したお金の
  利息をとってはいけない ということも説明されていました。
  利息をとるのと、出資は違うのかもしれませんが、
  サブプライム問題で米国の銀行がアラブや中国から出資を
  受けることなるのですから、
  
確かに 「米没落、新興国隆盛の予兆--証券化錬金術、破局の末」です。

金融危機というとう LTCMの興亡 は文庫で読みましたが、
文庫版 マンガ LTCM 巨大ヘッジファンド崩壊の軌跡/清水昭男
こうした本もマンガがでているのですね。
LTCM が傾いたのはロシアのデフォルト がきっかけでしたが、
いまやロシアは原油高で復活をとげていますから、時の流れを
感じます。
このときは、米国内での対応でなんとかなったのですが、今回は
そうはいかないようです。

参考

[クローズアップ現代」 2008年 新マネー潮流
いま世界には150兆ドルとも言われる天文学的マネーがあふれている。その流れは、米・サブプライムローン破綻をきっかけに大きく変わりつつある。混乱した金融市場を嫌い原油や穀物市場に流れ込んだマネーは、ガソリンや食料品の高騰といった形でわたし達の生活を直撃している。また、アメリカ経済の減速が世界経済に及ぼす影響も懸念されている。2008年、わたし達の暮らしや景気を左右する"マネーの潮流"はどう変わろうとするのか。それを、(1)オイルマネーと政府系ファンド、(2)アメリカ経済の今後、(3)中国"バブル"の行方、の3つのキーワードをもとに、日本との関係で読み解き、2008年を占っていく。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2008/0801fs.html

◆米没落、新興国隆盛の予兆--証券化錬金術、破局の末 
12月7日 毎日新聞米金融大手シティグループがアラブ首長国連邦(UAE)の
アブダビ投資庁からの出資を受け入れた。その額は75億ドル。
日本円で8000億円以上の巨額出資だ。米国最大の金融機関がオイルマネー
に救われる構図は、米国の黄昏(たそがれ)と新興国の台頭を象徴している。

【11月28日 AFP】
米金融大手シティグループ(Citigroup)は26日、アラブ首長国連邦(UAE)の
アブダビ投資庁から75億ドル(約8100億円)の融資を受けると発表した。
これによってADIAは、同グループの4.9%の株式を保有する最大の出資機関
となり、経営不振に悩む同グループにとって大きな後ろ盾となると見られる。

【ニューヨーク=松浦肇】
米大手証券のモルガン・スタンレーは19日、信用力の低い個人向け住宅融
資(サブプライムローン)に絡み9―11月期決算で94億ドル(約1兆600億円)の
損失が発生し、中国の政府系ファンド、中国投資有限責任公司から
50億ドル(約5700億円)の出資を受け入れると発表した。


P.S.
これはメスキータに行った日、コルドバの先のグラナダ(アルハンブラ宮殿がある)で夜、
街中の暗いところを歩いたせいか、ものすごく臨場感がありました。

コルドバの女豹 (講談社文庫)/逢坂 剛