20代も終わりになって気づいた1つのこと | kusuke-jpのアメブロ

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技術的じゃないビジネス寄りの内容はこっちのブログに書いてます。内輪ネタ多し。

あーもうまもなく20代が終わります。20代後半からずっと悩んでて、転職する5番目くらいの理由にもなったのですが「いい年になると、あんまり周りが教育してくれない・叱ってくれない」ということです。

僕の性格がひん曲がってるせいだと言われる可能性はなきにしもあらずなのですが、26,7歳くらいからだんだん感じ始め、今のポジションでもへんにマネージャーとかいう肩書きが付いているせいか、意見をぶつけ合わせたいのに一方的に受け入れられてしまうこともあります。

年をとると、ある程度権限をもってしまうので、「あなたが思う通りやりなさい、結果だけだしてくれればいいから」という状況になりがちです。

これが逆に大学生バイトとか新卒1年目だと僕は今教えてる側だから分かるのですが、マイクロマネジメントと言いますか、一挙手一投足に注視して間違った方向に突っ走らないかをちゃんと見ます。

この違いはやはり、問題点を指摘すると場の空気が悪くなるんじゃないかという気持ちや、指摘した結果自分が間違ってたらどうしようという自信の無さも多少はあると思うのですが、「いい年した大人なんだから自分で考えろや」という雰囲気、そもそもそんな個別のケースの対処法なんて俺も知らねーよetc..世にはびこってる気がします。個人的にはもっと指導して欲しいのに!


結果的に諦めた。




で、ですよ。そんなもやもやを抱えながら20代を過ごしてみて、結果的に諦めました。「口ぽかんと開けて待っててもだれも何も教えてくれない」ということです。


「色々力不足なんで、どうやったらプロジェクトうまく回せるか教えて下さいね」

みたいなのを僕がいっても、「よし、じゃあ俺の秘伝のカリキュラムを伝授してやろう」みたいな回答来るわけないじゃないですか。でもなんとなくこのすごい人ならきっと教えてくれるかも。。なんて淡い期待を寄せたりするものです。

でもたいてい「おうおう、なんでも聞いてな、サポートするし」といったような、「またこんど飲みに行こうぜ」ばりの何時まで経っても実現しない答えが帰ってくるのみです。

うすうすはわかってたのですが、ハッキリとそんなの当然じゃんと感じたころから徐々にクリアな気持ちになって来ました。その後の対処法ですが、教えてくれなければ自分から取りに行くしかありません。

1.本をひたすら読む

技術書とか、ビジネス書とか、デザインの本とか、業界人としていきてくために必要な本は片っ端から読みます。でもポイントとしては、端から端まで全部読むわけじゃないということです。アラサー社会人の時間は有限です。後述する動機や関連性が高いものだけサクッと読みます。

2.今の課題は何か考える時間をとる

アラサー社会人の学習は、モチベーションの高い状態で行わないと身につきません。チームを活性化したいと考えたら、チームビルディングの本を2,3冊かって興味あるところだけ読みます。Aの本から2章、Bの本から1章、、なので買う段階でAmazonの「目次」をチェックして「読みたい本」ではなく「読みたい章」があるかを確認してから書います。
つまり、何か知識を得なきゃマズイ!っていう状況で勉強したい気にさせるのです。子どもと違って学ばなきゃいけないことは何一つ強制されないですからね。

3.意見をぶつけても跳ね返ってくる人を見つける

自分の同業にかぎらず、他部署や他社でもいいので、共感だけじゃなく議論が出来る相手を探します。アラサーが抱える課題は、そんなにすぐ答えが出るような単純なものではなく、複数の要素が絡み合ってるので違う立場の人が放った何気ない一言が重要なアドバイスになったりします。エンジニアだと勉強会に行くのもいいですね。
本にしても、自分と反対の主張をしている本を見かけたら、ちょっと気持ちを整理しながら読んで見ることもお勧めです。

4.教えて欲しければ具体的にしつこく請う

アラサーが抱える問題に具体的なヒントを与えてくれるひとは、それなりに公私共に多忙な人がおおいので、彼らの可処分時間を奪う必要があります。判断するための時間を最短にするために要点を整理するのは当然のこと、「ご飯のついで」という時間の節約も効果的です。

さらに、教えてもらったことをやってみた結果と考察を伝えるのは当然の礼儀ですが、前述のとおり多忙なのでなかなか捕まりません。そこできらめずに嫌われない程度の丁寧なしつこさで、教えを請い続けるくらいのガッツが必要です。



こんなかんじで、30代に突入してもなんとか成長できるんじゃないかと思ってるので、ご意見くださいませ。