ハイエンドなエンジニアに来てもらうには | kusuke-jpのアメブロ

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技術的じゃないビジネス寄りの内容はこっちのブログに書いてます。内輪ネタ多し。

自分の周りを見渡すとすごいエンジニアの人がいます。結構。知名度がものすごくあるひとや、表には出てこないけどすごいエンジニアからあの人はすごいって言われてるような人。CAとしてもそんな人に来て欲しいと思ってたりして人事の人と話するとそんな話題もでるんだけど、彼らに来てもらえる可能性がある施策のヒントを教えてもらったので、はてなじゃなくここに書いてみます。多分これでハイエンドなエンジニアの心を鷲掴みにできると思うので他のIT企業の人事部各位はあんまり真似しないでほしいです。


先日、某勉強会でMさんに教えていただいた。技術秘書(Technical Secretary)というやつです。何人かのすごい人に聞いてみたけど、「それはいいね」といってもらえた。今日も言ってもらって確信しました。

テクニカルセクレタリーとは、学術方面ではすでに日本でもあるんですが、教授の実務サポートが出来るくらい専門分野の知識を有した秘書のことです。例えば学術分野では専門用語満載の学術資料の翻訳とか、それらを使った資料作成などがあります。それのWEB/アプリエンジニア版です。

ハイエンドなエンジニア/クリエータは、自分が最も評価されるスキルをぶん回して貢献したいと考えています。しかし、プロジェクトを進行する上ではどうしてもひとりの「担当者」になるわけですから、自分がやったことの報告書の作成や引き継ぎ資料、モック作成やテストデータの整理など、「付随する業務」というのが多種多様に発生します。これらを遂行する能力は、ハイエンドエンジニアといっても他人の10倍の生産性を発揮するのは難しいのです。

とはいえ、そのような付帯業務をちゃんとやらないと、プロマネ側から「技術はすごいんだけど扱いにくい人だなー」というネガティブ評価になるし、あまりそのような雑多な業務をPMから依頼しすぎると「何でもかんでも丸投げしてきて、グダグダな進行だなー」というエンジニアの不満になり、良い関係が生まれません。

それをサポートするのが技術秘書です。上記だけを見ると雑務を引き受ける下っ端の役割にも見えますが、求められるスキルは高く、用語が理解できる程度ではダメで、該当プロダクトのソースコードを読んで書類に起こしたりテストパターンを洗い出せる程度の知識は必要です。かつハイエンドなエンジニアのそばでそのワークフローを体験することで、技術秘書自身のエンジニアスキルもメキメキアップするのです。(マネジメント能力も)

とくに、当社は某所に採用しすぎちゃったテヘペロなどと揶揄されるほど急速に拡大してなお、ハイエンドな人材を求めているので、ハイエンドな人材には自身が生産性を一般的なエンジニアの数倍発揮できる部分に集中してもらい(=会社としてもコスパがいい)一般エンジニアはその神がかった仕事力を間近で叩き込まれることにより一気にショートカットして成長できる、という一石二鳥なのです。

以上、ジギョつくに出そうと思ったけど出すほどじゃない案でした。