9月になって秋の夜長は虫の声でにぎやかになってきましたね
自称歴女のいぬいです
9月といえば「中秋の名月」 今年は9月8日が「十五夜」です。月見の祭事が行われるようになったのは、平安時代に中国の風習が伝わったのがはじまりです。平安貴族たちは直接月を見るのではなく、水面に写る月の姿を舟などに乗って歌を詠む舟遊びを楽しんだそうですよ。
ところで、多くの人に親しまれている花札にも満月の絵札があります。この8月の絵札「芒(ススキ)」は「鷹峯」の山を模したとされています。
優雅に夜空を眺めることが少なくなった現代。今年は中秋の名月をゆったりと愛でてみてはいかがでしょうか。月の不思議なパワーを感じることができるかもしれないですよ
今回は十五夜に因んで「鷹峯」を巡ってみますまだ時期が早いですが「鷹峯」は秋になると赤や黄に色付き、京都でも指折りの紅葉の名所なんですよ
「鷹峯」は本阿弥光悦が徳川家康から土地を寄進され造った芸術村です。光悦は桃山・江戸時代の芸術家で、刀剣の鑑定のほかに芸術指導者として活躍し日本のダ・ビンチといわれています。
【光悦寺(こうえつじ)】
光悦寺の紅葉は入口から楽しむことができます。晩夏の今、参道は青葉が鮮やかな緑のトンネルですが、秋が深まる頃には真っ赤なトンネルになります。境内には、7つの茶室と竹を菱形に組んだ「光悦垣」など興味深いものばかり。本阿弥庵から眺める鷹峯三山(鷹ヶ峰・鷲ヶ峰・天ヶ峰)は絶景です。
拝観時間 8:00~17:00
料金 大人 300円
参道 光悦垣
【源光庵(げんこうあん)】
源光庵は、北山を借景とした枯山水庭園を拝観できます。独自の山門や仏教の心理を示す「悟りの窓」と呼ばれる円窓と「迷いの窓」と呼ばれる角窓は有名です。また、鳥居元忠が自刃した伏見城の床を天井にした血天井があります。
拝観時間 9:00~17:00
料金 ....大人 400円
/ 小人 200円
山門
悟りの窓 迷いの窓
【常照寺(じょうしょうじ)】
参道にはたくさんのカエデが植えられていて入口から紅葉を楽しめます。島原の吉野太夫ゆかりのお寺としても知られており、吉野太夫が寄進した朱色の吉野門も見どころです。茶室の「遺芳庵」にある丸窓の吉野窓からの眺めもとても風情があります。
料金 大人 300円
..小人 150円
吉野門 カエデ
【鷹峯御土居(たかがみねおどい)】
鷹峯は御土居全周の北西にあたる地点で、御土居が多く存在しています。
御土居
3つのお寺から御土居を訪ね歩いて30分~40分行くと・・・
【大宮交通公園(おおみやこうつうこうえん)】
子供が楽しみながら交通ルールを覚えられるようにつくられた大宮交通公園があります。人気は園内の道路を走るゴーカート(有料)。コース上には信号や一旦停止などがあり、交通ルールを守らないと注意されますよ。ゴーカートに乗れない小さな子供には足踏み自動車のコーナー(無料)もあります。大きな滑り台やジャングルジムなどの遊具や京都の市電を改造した図書館や蒸気機関車の展示もあります。
利用時間 : 9:00 ~ 16:30 入園料 : :無料
定休日 : 火曜日
ゴーカート : 単席200円 (小学3年生から中学生)
複席250円 (小学2年生までの児童と高校生以上)
運行日 : 木曜日・土曜日・日曜日・祝日 (その他春休み、夏休み)
ゴーカート 蒸気機関車・市電
ご紹介した3つのお寺へは市バスが大変便利です。
各バス停の近くに駐車場がございます。どうぞご利用ください。
北大路バスターミナル 市バス北1号乗車 → 鷹峯源光庵前
みぶ操車場前 市バス6号乗車 → 鷹峯源光庵前
二条駅前 市バス6号乗車 → 鷹峯源光庵前
千本出水 市バス6号乗車 → 鷹峯源光庵前