(「ふきむ」と角右衛門)

 

ご覧のように、「日本酒」と「和菓子」を楽しんでいます。

 

何処で?

 

千駄木の「和菓子 薫風」さんでは、そんなマリアージュを提案しています。

 

お店はこんな感じ。

 

http://wagashikunpu.com

 

 

和菓子屋さんのイメージとはかけ離れてますね。

 

どちらかと言えば、喫茶店!?アトリエ!?

 

ここの和菓子も果物のコンフィやコーヒー、洋酒、スパイスや野菜など

以外な組み合わせ?!と思いきや、新しい味の発見が楽しいお店です。

 

 

いろんなメディアで取り上げられているので、何かでご覧になった事があるかも。

 

で、先日、この薫風さんに「どうしても!」と頼まれ、

にっこり寿司ワークショップをこっそり開催しました。

 

現在、私は「原始人ウーの物語寿司」はワークショップではなく

インスタレーションとして私のコンセプトに共感して

参加して頂くようにしています。

 

皆さんはテーマにそって、自由に自分のストーリーをお皿の中に表現してもらい、

それを公開する事を一つの作品としています。

 

 

では、薫風さんで作って頂いた皆さんのウーの物語をご覧ください!

 

 

 

やはり、「富士には、月見草が良く似合う」(by 芥川龍之介)と言うフレーズが

頭の中をグルグル回るくらい「原始人には、肉が良く似合う」

 

今回も肉肉しい作品が登場しました。

 

タコがいたりタマゴがあったり、ブロッコリーがあって

チーズの星が瞬いている・・・沢山食べ物が獲れたリッチな原始人です。

 

 

写真ではわかりにくいのですが、巨人種族のウー達。

 

ダイナミックな盛り付けと巨人ウーに、人柄を感じます。

 

地面に見立てた「とろろ昆布がいいね〜。」と言われていましたが

「赤いのは何?」「みどりは葉っぱ?」と謎めいていましたが

全体の色感はキレイですよね。

 

ダイナミックな性格の愛されキャラだそうです。

 

 

 

魚派の方。串に刺した魚を焼いてます!

 

「ウーと日本食」をテーマに作ったそうです。

佃煮の魚やごぼうの漬け物の薪・・・和の素材を選んでいます。

 

「火」を焚いている光景も定番化してますが、良く見ると火の表現が

人によって違います。

 

 

この方は大きな櫓を組んでます。

 

プリッツとさきイカで火を表現しています。

 

 

 

森の中を抜けたら、木の実や果物を見つけた!というストーリーだそうです。

 

ウー達が食べ物にありつけて良かったね!とお話が終わる所ですが

翌日、これを全部食べた彼女は

「原始人パワーが食べることで自分に入った気がした!

身体に入ったウーの物語を続ける自分がいる・・・まだまだ続くウーの物語を

感じています!」とメールをくれました。

 

食べられる作品として、作り、提案している私には嬉しい感想でした。

 

 

現代版ウー。

 

「鯉のぼり」になっています。鯉のぼりに化ける為に足をわざと

尾ビレのように作りたい!と。

 

もうすぐ5月ですね。

 

 

スペースシャトルに乗り込んだ未来人ウー。

金髪の3人組が宇宙人に見立てたタコさんウインナーや☆のフライドポテトと

共に宇宙へ飛び立ちました。

 

聞くと、「原始人」から「はじめ人間ギャートルズ」を連想して

ギャートルズのスピンオフ作品「未来人間ゴン」という作品を

イメージして作ったとか。

 

彼はいつも人と違うように表現したい人なので、今回はどんな感じかな〜?と

楽しみにしていたら、ナント「未来人」

 

人の想像力って果てしないな〜。

 

 

こちらはニューヨークに来たウー達。

 

お皿にはマンハッタンの絵が描いてあり、

ビルに見立てた卵焼きやアスパラが。

 

手にはウインナーで作ったホットドッグを持っています。

 

 

 

豆まめしいウー達。

 

本当は器の中で豆にうもれているトコロを表現したかったそう。

 

基本的に撮影後はウーと共に「食べる」具材を前提にしています。

 

衛生的に無理なモノや誤飲の危険があるモノなどはお避けください。

 

例えば、植物でも「あじさい」の葉には毒があり、食中毒をおこします。

 

エディブルフラワー以外に、観賞用のお花屋さんで売られている切り花には

大量の薬が使われていますので、直に食品に触れる事はおススメ出来ません。

 

野の花にも毒や臭みがあるものがあり、見た目にカワイイからと

お皿に乗せるのはキケンです。

 

また小さいおもちゃのような物も誤って食べてしまう恐れがあるため

あまりオススメしません。

 

 

 

で、こちらも豆。

 

和菓子屋さんで開催したので「あずき」や「豆」に思い入れがあるようです。

 

 

 

いかがでしょうか?

 

「原始人ウー」を食べる事で、パワーを体内に注入した気になるとか、

物語の続きを自分が生きていると感じるコトなど、「食べて体内に入る」コトが

絵画を鑑賞したり、音楽を聴いたりする以上にインパクトがある作品なのです。

 

また、衛生や誤飲、毒のあるモノの知識を持つ事も「食べる」からこそ

必要になってきます。

 

 

その事についてはまた別の機会に詳しく書きます。

 

 

ほぼ4時間、おしゃべりはしながらですが、手は止めずに作り続けた皆さん!

 

お疲れさまでした!

 

今回は、お皿と具(食材)をご持参頂きましたが、それぞれ器に合った

世界を作られていて、細やかな配慮を感じました。

 

薫風さん!海苔を提供頂いた有明海苔株式会社さま!

撮影して頂いた、たけぽんさん!ご協力ありがとうございました!

 

 

 

*スピンオフ作品* 「原始人ウーの物語 in 新宿」

 

 

新宿の飲み友達に私が作ったウーを渡したら、こんな作品写真を送ってくれました。

 

いかがでしょうか?

 

なんにもない〜なんにもない〜全くなんにもない〜♬ と歌が聴こえてきそうです。

 

こんな世界観も面白いです。

 

作り込んだり、盛り込まなくても大丈夫。

 

ウーと向き合ってみてください!

 

 

決して手抜きではありませんよ〜。

 

日本酒好きの彼ならではの作品や他にも送ってくれましたが

今回はこの2枚をご紹介しました。