みなさんお元気ですか? 「久留米のガキおやじ くまもん」です!

なつかしテレビ記事の時間となりました。

本日のテーマは「夏休み期間中」にふさわしい番組を取り上げます。


花王・愛の劇場「わが子よ」シリーズ


「久留米のガキおやじくまもん」のなんでもJOCKEY!

●30代~50代の方々は夏休み期間中に放送された番組ということで、家族と一緒にご覧なってた方も多いと思います。ちょうどタイムリーな時期ですのでみなさまと一緒に語りましょう。


「わが子よ」シリーズは、TBS系列の月曜~金曜の13時「花王・愛の劇場」枠で放送されました。

1981年から毎年・夏休み期間中の放送、通算6シリーズ制作された人気シリーズでありました。


【「わが子よ」シリーズの共通のテーマ】

ごく普通の家族に起きたさまざまな不幸な出来事を乗り越えるため、家族や周囲の人々が支え合う姿を描いていました。

シリーズ全6作通しての母親役として小林千登勢さんが出演してました。

(YOUTUBEの接写画像です。申し訳ございません。)


「久留米のガキおやじくまもん」のなんでもJOCKEY!

【各作品を簡単に解説していきましょう!】


●わが子よ(1981年7月6日~8月28日放送)

 実はこの作品のみ、原作となる実話をもとにして作られてます。

 原作は関根庄一著「翼は心につけて」

 映画化された作品であり、学校行事等でご覧なった方も多かったでしょう。

 テニスに打ち込む中学3年生の少女・美樹(高部知子)は、右腕に突然の激痛が走り、医師の診断の結果「骨肉腫」(ガン)であることが分かりました。

 右腕を切断し、最初は絶望してわがままばかり言ってた美樹でしたが、母親(小林千登勢)など周囲の家族・仲間・医師・医療スタッフの励ましがあって、強く生きていく決心をします。

美樹はハンディギャップを乗り越え高校受験の勉強に打ち込み、見事に志望校に合格をしました。しかしガンは肺に大きく転移しており、合格発表から1週間後に再び入院、中学の卒業式は病室での卒業式となりました。

 本作ラストシーンでは「これからも強く生きていく!」と母娘で会話をしてのドラマの終わり方でした。(原作・映画との相違点ですね・・・。)

 ~原作の「翼は心につけて」に関する話題は、機会があれば別途アップいたします。お楽しみに~


●わが子よⅡ(1982年7月5日~8月27日放送)

 パート2以降は、脚本家・鶴島光重氏のオリジナルのストーリーとなります。

 一家の大黒柱である父親が、暴走族のバイクにひき逃げされ帰らぬ人となるシーンからはじまる。

 残された母(小林千登勢)・長女(高部知子)をはじめ3人の姉弟たちは一時はバラバラになってしまいますが、家族が再び、絆を固めてゆくというストーリーでした。

 辛い立場に追いやられた家族の傷を更に押し広げるように親戚のおばさんが子供達をいじめたりするシーンが多かったですね・・・。


●わが子よⅢ(1983年7月25日~9月2日放送)

主人公の少女・碧 (星谷和美)はマラソンが得意な中学3年生。

碧は突然「慢性腎不全」の病魔に冒され、週数回、1回数時間に及ぶ人工透析、運動・食事制限を余儀なくされるのである。

元の元気な身体に戻るための唯一の方法は「腎臓移植」である。

かつて離婚した父が突然現われ腎移植を申し出ます。別れた元夫からの提供に家族は最初反対するが娘を助けたい父の熱い想いを受け止め移植にかけてみることに。しかし父からの移植は拒絶反応が激しく、腎臓を摘出してしまうことに・・・。

落胆する碧にみかねた母(小林千登勢)が胃潰瘍になりながらも娘のために腎臓提供を決意し移植手術は無事成功。後にアルバイトしながら定時制高校へ通い、一度はあきらめかけたマラソンへの情熱を取り戻す・・・。

~パート3の最終回は9月に入ってからになりましたが、学校の教室のテレビでクラスのみんなが集まって気になる「最終回」を見ていました。本当に感動ものでした~


現在の地上波TVではなかなか再放送されず、未DVD化の作品であります。

是非とも今の子どもたちに見せて欲しいドラマです。

(TBSさん・制作をした東宝さん、お願いですから「ソフト化」して下さいね・・・。)


「わが子よ」シリーズは6作続きますが、パート4から先は次回記事で取り上げます。【続く】