3月31日(日)
この春で茅ヶ崎から三浦半島に移住して丸6年。
さらに言えば、シーカヤックを生業として生きていくと決心し、サラリーマンを辞めて丸7年。
以前、本だったかネットだったかの記事で、ボクみたいにサラリーマンだったけど辞めて、引っ越して新たな土地で新たな仕事に就いたり、起業したりする場合は、「引っ越し」というのではなく、「移住」という言葉がマッチするそうだ。
ボクが移住したところは、三浦半島の最南端に近い場所で相模湾に面している。
昔は半農半漁のようなところで、今は農家さんがほとんど。
というわけで、他所から引っ越して来た人はごくわずか。
でも、6年も経てば、少しずつご近所さんの輪が広がって来た。
些細な挨拶や言葉を交わすだけで、なんだかとっても楽しい。
今朝も目の前の海岸を散歩していたら、近所のよしおさんが「キャベツあるかー」と声を掛けてくれた。
よしおさんちに行くと、「おう、これ持って行け―」と言われた方を見ると、大きな袋にキャベツが5~6個入っている(^^ゞ
ボク「よしおさん、こんなにたくさんいいのー!?」
よしおさん「いいから持って行けー。お客さん来てんべよ?」
と、気遣ってくれた(^^ゞ
お客さんは昨日のツアー終了後に帰られたけど、ツアーを手伝ってくれたオオカミくんたちが泊まっていたので、おすそ分け(^^ゞ
「よしおさん、ありがとう!」とお礼を言ったが、それはキャベツをくれた御礼ではあるが、よしおさんの心遣いに対してだ。
よく「三浦は言葉が汚い」「ぶっきらぼうな人が多い」など言われる。
確かにそうかもしれない。
でも、彼らには悪気はない。
移住して1年くらい経ったある日、彼らの行動を見ていて、面白いことに気づいた。
例えば、集落で行事や何かあって、17時集合とか時間が決められていたりするときがある。
そういうときは、20分くらい前にみんな集まっている(^^ゞ
あれ?もしかして集合時間、間違えた!?と目を白黒させて、そばにいた人に尋ねたが、時間は合っている。
ほぼ毎回そんな感じ。
ある日、近所のコンビニに入ろうとしたら、よく声を掛けて下さる方がいたので、挨拶をした。
何度も声を掛けてくれているのに名前が分からないのは失礼だと思い、まずはボク自身の名前を言い、そしてその方のお名前を聞こうとしたら、急に顔を赤らめながら、名前を言った。
その数日後、他の方とも同じようなことがあったので、お名前を伺うと、やっぱり顔を赤らめた(^^ゞ
「なんだー?もしかして、みんなせっかちで恥ずかしがり屋さんなのかなー?」と思った(笑)。
それを先のよしおさんの娘さんに言ってみたら、「まさにそう!よくわかったわねー?」と驚きながら笑顔で大きく頷いた(^^ゞ
そうとわかると、力が抜けてこっちも笑ってしまった。
考えてみたら、食品メーカーの営業マンとして働いていたときに、取引先のスーパーの担当者さんも同じような方は何人もいた。また、某旅行会社の関連会社で働いていたときの取引先にも同じようなことはしょちゅうあった。
落ち着いて、冷静に考えれば、なんてことはないって話♪