12:20 午後Ⅰ試験 開始10分前


 不確定要素の多い午後Ⅰ。


 記述式の問題、90分間で4問中2問を選択して解答。
 60%以上の得点で通過。部分点等の採点基準は不明。


 ここから、時間との勝負が厳しさを増してくる。


 前日までの勉強では、1問につき40分のペースで
 解答ができていたものの、正答率のばらつきや、問題
 の難易度・設問要求のあいまいさもあって、100%通過
 できるほどの自信は無い。


 それに思ったよりも解答欄の一文字が小さい。
 これは書きづらそうだ。


 解答用紙が配られたときに、各問題の解答字数を確認。
 問2は比較的字数が多い。問4は組み込みシステムの問題
 で、自分の対策範疇外なのでパス予定。


 ここは問1と問3が本命か。


12:30 午後Ⅰ試験 開始


 試験官の開始の合図とともに、一斉に紙をめくる音が
 聞こえる。みんな、自分が解きやすい問題がどれかを
 探している音だ。


 俺は、問1から問3までの設問をざっと見てから、まずは
 問1に着手。


 開始から10分ごろ、設問要求を確認して本文を読み
 進めている頃感じる危機感。


 「ワカラナイ・・・」


 今ならまだ、別の問題を最初から解いても1問40分で
 いけば間にあう。引き返すべきか。。。


 しかし、俺が選択した道は続行。ほかの問題がこれより
 やさしい保証は無い。


 ようやく解答用紙がひとマス埋まったのが開始から
 25分を過ぎた頃。訓練では15分くらいに1問目の解答が
 導けたのに。


 高まる焦燥感の中、タイムアップ。。。


14:00 午後Ⅰ試験 終了


 一応、2問の解答欄はすべて埋めることができたが、
 全く手ごたえは無い。

 解答用紙を回収している際に誤字を発見してさらに凹む。

 これは終わったかもしれない・・・



 が、ここで終わった試験のことを考えたり、諦めたりで
 次の試験に影響を残すわけにはいかない。


 気持ちを切り替える為に外へ出て携帯をイジイジ。
 間食をモグモグ。


 次の論文でいよいよラストだ!