第七章 ITストラテジスト試験、午後Ⅱの情報
■いよいよクライマックス
午後Ⅰ試験を解答しほっとしたのもつかの間、いよいよ最後の
戦いが始まります。
例えるならば
午前Ⅰ バズズ
午前Ⅱ ベリアル
午後Ⅰ ハーゴン
午後Ⅱ シドー
といったところでしょうか。
この午後Ⅱ試験は論述試験となっており、3問出題の中から
一つの出題テーマを選択し、そのテーマについて120分間で
2400文字~3600文字の論文を仕上げます。
これは本当に厳しいです。
■俺がITストラテジストだ!!
論述する上での大前提として「ITストラテジストとして」の
観点から書く必要があります。したがって、例えば担当として
の論点に迎向したり、PMの観点から書いたりすると評価が
下がってしまいます。
また、論文とともに、論述したテーマについてのアンケート
を時間内に記入する必要があります。
このアンケートに、「分らない」という選択肢が用意されて
いますが、これは罠だと思ったほうが良いでしょう。
システム戦略を策定・推進する立場の人間が、PJの予算や
期間について知らないはずがありません。
■論述問題対応の概要
問題では「あなたの経験と考えに基づいて」とありますが、
必ずしも自身が経験したありのままについて述べる必要は
ありません。
それよりも、設問ア~ウで要求されていることについて
いかに一貫した論旨で記述できるかが重要となります。
当然、各設問で要求されている文字数を下回ったり、オーバー
するとその時点で採点されません。解答用冊子の原稿用紙は
一行が25文字で、枠外に100文字ずつ数字が打ち込まれて
いますが、空白のマスは字数としてカウントされないと考えた
ほうが安全だと思います。
事前に用意していたテーマをうまくアレンジして、設問要求に
応えていきましょう。