以前、下腿の区画を記事にした際に、下腿の筋間中隔について少し書きました。
今回は上腕の筋間中隔について記事にしてみたいと思います。
上腕の筋間中隔は、屈筋群と伸筋群を隔てるために存在します。
屈筋群と伸筋群で、作用はまったく異なるので、肥厚した筋膜が上腕外側筋間中隔と上腕内側筋間中隔として存在します。
上腕骨の内側縁と外側縁から、内側上顆および外側上顆で発達し、血管や神経の通路を形成するのにも一役買っています。
上腕の筋間中隔は、前後を分けている膜なので、『内側筋間中隔の後方(背側)を走行するものはどれか?』というような問題も作りやすそうです。
せっかくなので選択肢も作っておきます。
①上腕動脈
②尺側皮静脈
③正中神経
④尺骨神経
一度調べてみてください。