行こうか、行くまいか。
その日も迷いましたが
夏が進むと暑くなるので
車中泊もこれが最後と出発しました。


夜の9時に出発し
関宿に着いたのが11時半
駐車場にはキャンピングカーや車中泊の玄人ばかりが集まっていて
車も停められない車中泊の聖地状態でした。
隣にある駅の有料駐車場は空いていましたが、
お金を払うはずの売店も閉まっており
どうにもなりません。


道中、「関宿のトイレは、虫だらけじゃないの?」
と話をしていたとおり...
関宿のトイレは虫であふれていました...



鈴鹿のお米の苗は、黄緑がかった澄んだ色をしている
大阪のは、濃い緑色

鈴鹿の町からは、嫌なにおいがしない、ただ獣のにおいはする
大阪は小便くさい、汚い

鈴鹿の人は、行儀良い
大阪は良くない
なんだかんだ言って
車中泊も3回目を迎えました。
ただ今回は何がいけなかったのか、
午前0時を超えても眠れない。
1時でも眠くない、2時3時と時計を見るごとに
増えていきます。
あたりのライトがバチっと消えてから、奴らはやって来ました。迷惑な改造マフラーをつけたバイクに乗った人達です。住宅街、神社もなんのその
信号に縛られずに走り回ります。
ハイエースっぽい警察もやって来て、一応注意はしていますが止まる気配はなし。
警察も本気で止めようとはしていません。
僕らの車を停めている道の奥から本道に出れるため、
僕らの後ろをブンブン、ブンブン走り抜けます。彼らが去ると、あたりは
潮が引いたように静まり返って、田圃には満月が映りこみカエルがいい具合に鳴いていました。
なんとか朝を迎えましたが結局ふたりとも数時間しか寝ていません、お疲れ様
車中泊という世にも奇妙な体験をわざわざしてきました。
狭い車中をなんとか快適な空間にしようと
一所懸命取り組みました。
荷物を整理し
後部座席を取り外そうとしてケガをし
カーテンをつけ
最低限プライバシーを確保し
173センチの僕がなんとか横になることができました。
改造車の騒音もありました
不思議なのは、その日その駐車場で夜を明かしたのは
僕らの他に何台もいたということです。
どんな事情があって車で寝てらっしゃるんでしょうか
水彩画をお休みして何年経つでしょうか
天誅組の軌跡・姿を探して旅をしました。
雲海で有名な川上村に宿をとって
東吉野、十津川村へと足を伸ばしました。
志士たちの走る姿が村に見えるようでした。
すばらしい景色に圧倒されましたが、
まだまだ欲を捨てられない僕らは
ここに住む事はできないなあと考えさせられました。







忙しい毎日の果て、僕らの時間が何年も過ぎていきました。
家族は4人に増えて
引越しをし
仕事も変わりました。
いいも悪くもとても騒々しい毎日を過ごしています。

その中で昨日、初めての家族旅行に出掛けました。
行き先は隣の兵庫県で
以前に二人で泊まったホテルですが
今回は和室で4人布団をひいて寝ました。
とても楽しい旅行になりました。