映画「地球最後の男たち」感想(ネタばれ含) | B級映画の感想や漫画、アニメのブログ@黒豆

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あらすじ(amazonより引用)
大晦日。
一年の終わりを迎え、誰もが新年への思いを馳せるこの日、テレビ、ラジオ、携帯電話など、
あらゆるメディアが何者かによってジャックされる事件が発生。
突如として街から人がいなくなり、一夜にして世界は変わり果ててしまった。
高層ビルから立ち上がる黒煙、動かなくなった自動車、そして時折聞こえる断末魔の叫び…。
あの時、いったい何があったというのか。
そして、通信網を麻痺させ、未だに発信されているこの奇妙な信号は何なのか。
恋人の行方がわからないまま何も出来ずにいたベンは、意を決して街へ飛び出した。
そこで彼が見たのは、あちこちに遺体の転がる想像を超えた惨い世界。
奇跡的に生き残ったクラークという男と共に、ベンは恋人の生存を信じて旅になるが、悲劇はこれだけで終わらなかった…



タイトルは完全に「地球最後の男」からきてますが、内容は全く関係ありません。当然ジャケットの人たちも地球最後の生き残りとかでもありません。
ちなみに原題は「THE SIGNAL」。邦題を付けた人は何を思ってこんなタイトルにしたんだろうか。

かなり低予算のホラー(SF)っぽいですが、結構面白い作りでなかなか楽しめました。

あらすじだけ見るといきなりベン視点で話が始まるっっぽいですが実際は、
ベンとその恋人のマヤ(浮気)が一緒にいる→テレビなどのメディアで怪電波が流れ始める→マヤが夫のアパートに帰ると、夫やアパートの住人が電波の影響で凶暴化→マヤ行方知れず、夫と浮気相手がそれぞれマヤを探す。
みたいな話です。


なんでも3人の監督の合作らしく、作中でもチャプタータイトルのようなものが表示されます。撮り方も結構個性が出ていて、
1人目→正統派ホラー
2人目→ブラックジョーク系のシュールギャグ
3人目→マジキチ&グロ
こんな感じです(個人の感想です)。個人的には2人目の監督さんが好きです。

怪電波を受けた人は凶暴になるんですが、ゾンビみたいな感じではなくあくまで人としての意識はあります。
ただ、電波の影響で妄想を見るようになります。そのため映像でも登場人物が入れ替わりまくったりするので、見ているこっちがちょっと混乱するかもです。自分も途中で少しよくわからなくなりました。

オチは、実はベンが夫で夫がベンで、というよくあるパターンだと思うんですが、正直妄想シーンが多すぎてこのオチでちゃんとあっているのか……
ラストも、無事脱出して平和に暮らして……と思ったらそれはマヤの妄想で、でもマヤの救助には成功していたのでやっぱりハッピーエンド?とちょっと疑問の残る感じです。怪電波の正体も結局なんだったのかは明かされないので、そういう部分は期待しない方がいいです。

だいぶあくの強い作品ですが、面白いかつまらないかでいったらそれなりに面白かったです。ジャケット裏のあらすじしか前情報しかない状態で見て、そのあらすじもほとんどあてにならないという感じだったので展開が全く分からず楽しめたというのもありますが。

ちょっと変わったホラーSFが見てみたい人にはおすすめです。グロシーンもそこまで激しいものがあるわけではないのでそういうのがダメな人も大丈夫です。

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