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あらすじ
5千年前の遺跡から発掘された謎の生命体が突如復活し人間に襲いかかる…。エイリアンの恐怖を描いたSFアクション。出演はジョン・サベージ、ジェームス・マーシャルほか。
タイトルにエイリアンが入ってますがもちろん本家エイリアンとは無関係です。ちなみに、プレデターＸとかターミネーターＸという映画もありますがもちろんどれもタイトルのみ続き物っぽい感じなので注意しましょう。ジェイソンＸは本物です。
ストーリーとしては、昔降ってきた隕石に付着していたエイリアンの遺伝子情報をもとに、そいつを再生して軍事利用しようとしていたら、マッドなサイエンティストのせいでエイリアンが暴れだしたりしててんやわんやになるという、まぁよくあるやつです。
エイリアンの造形としては、口のギミックなども含めてどちらかというとプレデターっぽいです。暗くてはっきり見えないのは残念ですが、なかなかいい出来です。銃弾を跳ね返す硬さや、タックルで人を吹き飛ばすパワフルさも良いです。
このエイリアンを倒すために、主人公率いるチームが施設に向かい、そこで職員たちの惨状を目にし、生き残っていた博士たちを発見するという、これまたよくある流れとなります。というか正直全編通してストーリー的に目新しい部分は無いです。しいて言えば、主人公がアジア系の女優さんというのはちょっと珍しいでしょうか。ただあんまり可愛くな（略）
その後もどこかで見たような展開が続いて行ったりします。子どもエイリアンが出てきたり、裏切りがあったり、マッドサイエンティストが自分の理念を語って、何言ってんだこいつ状態になったり。
子供エイリアンはＣＧですが、数もたくさんいて中々良いです。ただ、出てくるのがかなり後半なので、追い回すばかりで犠牲者がほぼ無しだったのが残念。あとやっぱり暗い。
ここまでお約束の展開が続けば、最後はもちろん主人公とエイリアンの一騎打ち。表皮が固い敵を倒すためにお約束の、関節の隙間にナイフを突き刺すという展開もあります。ただ、それまでいくら銃で撃たれていても平気そうだったエイリアンが、ナイフで一撃で倒されてしまうのは肩透かし感が否めません。
そして子供エイリアンをまとめて吹き飛ばす、信頼と実績の爆発オチ。
話としてはべったべたな展開が続きますが、逆にいえば安心して見れるとも言えます。ただ、正直似たような話の流れでもっと出来の良い作品もたくさんあるので、わざわざこれを選んでみる必要があるかといわれると微妙……
エイリアンものをたくさん見たい人にはお勧めです。そうでない人は本家のエイリアンを見ましょう。
あとこの手の低予算映画を見るたびに思うんですが、ヘリのＣＧのクオリティってもうちょっと何とかならんもんなんですかね。
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