静寂が包む海域にひっそりと浮かぶ孤島を舞台に繰り広げる超弩級パニック・アクション。ヴァレリーたちギリシア神話の研究員クルーは、ある無人島でついに伝説の「ヘラクレスの剣」の在り処を発見するが、その後、クルー全員の消息が途絶えてしまう。一方沿岸では一艘の貨物船がその無人島に近づいて来ていた。その目的は島に犯罪者を解き放ち、セレブのハンターたちによる“人間狩り”を行うというものであった…。
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中古価格 |
理想
現実
予算の関係か、デザインはジャケットと比べてだいぶ残念なことに。まぁでもＢ級映画でジャケット通りの中身なことなんてまずないからね。そしてこの映画ＴＶＭらしいからね。しかたないね。
デザインはともかく、開始数分で全体像をさらしてくれるのは潔い。ただあらすじにもある通り、セレブ達が犯罪者を獲物にして人間狩りを行うというのがメインのストーリーなので、ヒドラの出番があんまり多くないのは残念かも。
ヒドラ自体は銃で撃たれて頭が吹っ飛んじゃうぐらい脆いんだけど、１本吹っ飛ばされたら２本になって再生するという能力を持っているので通常火器では撃破不可能。被害者が襲われる描写は結構血しぶき多め。
人間狩りを行う前に、この島の調査をしていたチームがヒドラに襲われていて、その生き残りの１人と協力してヒドラとハンターたちを迎え撃つ展開に。といってもハンターはほとんどヒドラが倒してくれるんだけど。
後半はヒドラを倒す聖剣が出てきたりちょっとファンタジーの様相。ただこの聖剣の見た目も、ガチャガチャで売ってるキーホルダーをただ大きくしたような見た目なのが低予算っぷりを感じさせる。
ストーリー自体は特に大きな破綻もなく、小粒だけどそつなく纏まっている印象。あくまで他のＢ級映画と比べてということなのであまり当てにはならないかも。
ただ、貨物船の船長が双眼鏡をのぞきこんだ瞬間、テレポートしたんじゃないかって速さで主人公がいきなり目の前に現れたシーンは笑った。
それと、ハンターの１人が木に縛りつけられたまま放置されて、実は生きてましたっていうヒドラに襲われるわけでもなく、そのあと助けられるような描写もなく、ただ置き去りにしたまま終了というのはちょっと斬新。実際この人が一番可哀そうじゃなかろうか。
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