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私が禁煙出来て良かったと思うことの一つとして、肺がんになるリスクが低くなったことがあります。
タバコを吸うと肺がんに罹る率が高くなることは、誰でも分かっていることです。
それでも、喫煙者はタバコを吸うことにより精神的に落ち着くので、その誘惑に負けてしまうのです。
ただ、一般的に喫煙すると肺がんに罹るリスクが高いと言われていますが、どうも完全には解明仕切れていないようです。
ですが、あえて今日は具体的に肺がんと喫煙の因果関係を改めて調べましたのでどうぞご覧下さい。
何故、タバコが肺がんのリスク要因となるのか?
そもそも、何故タバコを吸うと肺がんのリスクが上昇するのでしょうか?
まず、タバコの煙の中には以下のような物質が含まれています。
・タバコ自体に含まれている物質
・タバコに含まれる物質が不完全燃焼を起こして生じる「化合物」
このうち、問題なのが2つ目の不完全燃焼を起こして生じる化合物です。
この化合物の種類は数千にも上るとされていますが、その中には「ニトロソアミン類」「多環芳香族炭水素化合物 (たかんほうこうぞくたんすいそかごうぶつ) 」といった、数十種類発がん性物質が含まれています。
これらの発がん性物質は、体内に取り込まれた後に酵素で活性化され、NAと結合することで遺伝子の変異を促すという厄介な性質を持ちます。
※発がん性物質の種類はかなり複雑で分かりにくいのでここでは省略させて頂きます。
そして、この遺伝子の変異が、「がん遺伝子」、「DNA修復遺伝子」、「がん抑制遺伝子」などに徐々に蓄積して行き、肺がんを引き起こす要因になると言われています。
喫煙の習慣を持つ方の場合、遺伝子の変異が、肺の細胞や遺伝子に毎日確実に蓄積して行き、肺がんのリスクが上がって行くということになります。
ブリンクマン指数 (喫煙指数) と肺がん
ブリンクマン指数とは、喫煙が身体に与える悪影響を測る一つの指針として日本で広く用いられているものです。
この指数の出し方な非常に単純で
1日の喫煙本数✖️喫煙年数
で導き出すことが出来ます。
例えば1日20本タバコを吸い、30年間の喫煙年数がある方の場合は
「20 (本) ✖️30 (年) =600 (ブリンクマン指数)」となります。
※偶然ですが、僕は丁度まさに1日20本くらいで、約30年間吸っていたのを昨年止めました。
ですから、下の数字を見て驚きました。
肺がんのリスクを考える場合、このブリンクマン指数で600という指数が一つの基準にされます。
ブリンクマン指数が600を超えると、肺がんの危険性が急上昇すると考えられ、非喫煙者と比較して20倍肺がんになりやすいと言われています。
非常に簡易的な指針ではありますが、誰にでも分かりやすく簡単に喫煙のリスクを認識できるという意味で、ブリンクマン指数は有用なものであると言えるでしょう。
喫煙を習慣にされている方は、このブリンクマン指数を出し、喫煙が人体に与える影響度を確認されてみてはいかがでしょうか?
これからも皆様が健康に過ごされることを願っております。