みなさんおはようございます。今朝はとても清々しい目覚めでありましたアホ山バカ男です。それは何故かと申しますと、この３カ月程、わたくしの胸につっかえていたものがとれたのです。
みなさんには、「会えばおしゃべりする。相手はこちらの名前を知っている。ということは一度は自己紹介したのかも。でも相手の名前は知らない。時間が経つうちに聞きづらくなった。」
という経験はないでしょうか。わたくしにはあったんです。それも出会ってから１２年程経っているので今さら聞けない状態でした。
わたくしは１０年程前まで、服の寸法直し屋さんに間借りして靴修理屋をしていたことがあります。そのとき服の寸法直しのお得意さんだった洋服屋さんご夫婦とばったり再会したのです。３カ月程前に。
場所は日頃通っているスポーツジムです。
そのご夫婦には以前から気さくに声をかけて頂いておりましたので、ジムでも会えばおしゃべりしています。でも名前は分からない。当時はお店の名前でお呼びしていましたから、名字を聞くことがなかったんです。でもあちらはボクのことを「西村くん」と名前で呼んでくださっているので、いまさらお名前を聞く勇気がなく、おしゃべりの度に気になっていたのです。
で、もうこれ以上知らぬ存ぜぬは通せないと踏ん切りをつけ、聞きました。
ジムの受付の人に。
ご本人達には聞けませんでした。それで、やっとお名前が分かり胸のつかえがとれた、という話でした。チャンチャン。
今日は修理作業のご紹介です。
以前ご注文を頂きボクが作った靴です。アッパーは馬革です。ボクは馬面です。さらにサル顔です。
カカトが減ったので交換です。
まずは今回の修理に使う道具をご紹介します。
じゃん
ジロリ。遊び相手のラッキーちゃんがズタぼろにされています。これではなく…
これです。右から圧着に使うハンマー、釘打ち金槌、ゴムをめくるニッパー、ゴムを切る鋏、真鍮釘。
比較対象は１/２００ハイコンプロのザクです。１/２００という小スケールに詰め込まれた可動箇所の数々。３０年前のガンプラ発売当初には考えられなかった精密さです。
うすうすゴム手袋。頻尿のわたくしはそれだけ手を洗う回数が多く、それで脂がぬける為か指先パックリ割れによくなります。だからこの冬から使いだしました。手袋の下は電熱器です。
コーヒー。インスタントです。違いがわかる男になるためにはコーヒーはかかせません。一日１０杯位飲みます。
未だ革と合皮を間違えます。Blendyだからでしょうか。
はがします…電熱器で温めるとゴムと接着剤が柔らかくなって剥がれ易いです。
今回は減っている部分だけ交換します。作ったときからゴムは分割しています。
このゴムを貼り付けます。
接着剤をゴムとカカト両方に塗り…
トースターで温め…２分位でグニャグニャになり、３分で煙が出て、１０分もすれば燃えそうです。
貼り付けたら余分を鋏で切り取り…台所用鋏です。
圧着…タオルを被せ１０秒程下に引っ張ります。その後ハンマーで叩く。
グラインダーで整形…機械に貼ってあるのは、コロー作「真珠の女」です。違いがわかる男になる為には芸術はかかせません。未だ、カルビーのコンソメパンチとコンソメWパンチの違いがわかりません。
こうなる…
釘を打ち…指も打ち…舌打ち…
面取りして完成。
３～４回はこの部分だけの交換でいけます。
以上。チャンチャン。
