原発から3キロ | 黒船(ロバート&インゴ)オフィシャルブログ「黒船航海日誌」Powered by Ameba

原発から3キロ




4月2日、南相馬から南へ・・・



『レッドゾーン』に入る時、警察も自衛隊も侵入を防ぐようなことはなかった。



原発へ近づけばどこかで引き返すような支持があるだろうと思い、南へ向かった。



国道6号線を南へ進むと、幾つかの車とすれ違うことはあったものの、警察・自衛隊の車両は一台も見なかった。



すれ違う車に乗っている人は皆、必ず防護服を着用していた。


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結局、南へ走り続け、最終的に行き付いたのは福島県双葉町。



直線にして原発から約3キロ地点。



接近している間、放射能の測定も行なっていたのですが、殆どの場所で1~2μSv/h。一か所で、一時的に6μSv/hまで上がったが、それもすぐに治まったので特に心配はない。



流石に、これ以上近づく気にはなれなかったので、引き返すことに。



帰り、国道6号線の原発から直線で約6キロ地点から見た浪江町の様子を写真に収めましたが・・・


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車も走っておらず、信号も点灯していません。



上野写真を撮った場所の少し先で浪江町に入ってみたのですが・・・


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完全なゴーストタウン。



この先を進むと倒壊した建物が幾つかはありましたが、全体的に浪江町は無傷に近い状態。



この日は放射性物質の量が少なかったのですが、天候や空気の流れでそれは極端に変わるので、浪江、双葉は当然のこと、南相馬の小高区までは立ち入ることをお勧めできません。





2日の夕方、東京へ向かうとき、『レッドゾーン』のすぐ外にある『原浪トンネル』付近で


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外国人が調査をしているのを見て、


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車から降りて話しかけて見ました。



『レッドゾーン』の外であるこの場所の放射性物質の量は145μSv/hで原発付近の70倍を超えている。

このため、政府が定めた20km・30kmの距離のみでの『レッドゾーン』『イエローゾーン』よりは地形と空気・風の流れをもとに新たに区域設定を見直す必要性があるのかもしれません。