NHK

http://www3.nhk.or.jp/news/k10014693301000.html


日本人として初めて国際宇宙ステーションに長期滞在する


若田光一さんが乗り組むスペースシャトル「ディスカバリー」は、


12日の打ち上げに向けて順調に準備が進んでいます。


アメリカ・フロリダ州のケネディ宇宙センターの発射台では、


日本時間の午後2時ごろからシャトルを取り囲む巨大な足場を外す作業が始まり、


全長56メートルの「ディスカバリー」が姿を現しました。


打ち上げに向けた準備は最終段階に入っており、


12日午前1時前から外部燃料タンクに燃料を入れる作業が始まる予定です。


今回、若田さんは9年ぶり3回目の宇宙飛行で、


日本人として初めておよそ3か月にわたって国際宇宙ステーションに長期滞在します。


これまでの2週間余りの短期間の滞在と違い、いわば「宇宙で暮らす」ことになり、


そうした宇宙での長期滞在が、人体に与える影響などを調べることになっています。


このほかにも、


高い技術を持つロボットアームを操作して宇宙ステーションの最後の骨組みを取り付ける作業や、


日本の実験棟「きぼう」を完成させるという重要な任務もあります。


これまでのところ、作業は順調に進んでおり、


発射場周辺の天候も問題はないということで、


このまま準備が進めば「ディスカバリー」は日本時間の12日午前10時20分に打ち上げられます。