黒豚さくらの“黄金の食材を探して”-富士とルイビ豚

ルイビトンっていう豚知っていまっすか?
正式には富士朝霧高原豚ですが、LYB豚(ランドレース、ヨークシャ、バークシャの略)ルイビトンの略
富士農場サービス桑原社長が開発した奇跡のブランド豚
他のブランド豚に比べ、肉質が柔らかくとってもジューシー。

そこで、桑原社長とルイビ豚(トン)に会いに、富士宮までやってきました。

桑原さんは獣医でもあり、豚の精液採取から人工授精、育種、養豚、放牧まで手掛けている。
スペインへイベリコ豚の指導へも行かれるそうです。
話しを伺っていると、日本のブランド豚の多くが桑原さんの種豚から育っているんだとか
有名なあの豚も!?えっこれもそうなんですか!!??ってびっくりでした。

桑原さんの宝。アジア最大の凍結精液保管器(この中に色んな優秀な豚の精子が入っています)があり、を見せてもらいました。 
黒豚さくらの“黄金の食材を探して”-桑原さんと精液庫

肝心のルイビ豚ですが、この桑原さんが、一番の豚肉だと認める豚です。
日本の多くの豚はLWD(ランドレース、大ヨークシャ、デュロック)の3種の掛け合わせ。
育ちやすく、生産性が良い事が理由です。
ルイビ豚はバークシャ(B)とヨークシャ(Y)が特徴。
バークシャは通称黒豚(鹿児島黒豚とか)。肉質が絹のように細かく、味わいも歯ごたえもしっかりしている。
これにヨークシャ(Y)が加わる事で柔らかくマイルドに。Bが男性的だとするとYは女性的。
その良い面を合わせてできたのが、ルイビ豚ってわけです。
また、脂肪の融点が32.5度と低いので(通常は38度くらい)、さっぱりとした味わいかつ、コレステロールが身体に溜まりにくいという特徴もあるんです。

また、同じ種類の原種豚でも、品質(豚質)には大きく差があるそうで、桑原さんとこの原種豚が全国のブランド豚になるわけです。
その他、餌、環境が影響して美味しい豚肉になるそうです。

それから、ルイビ豚に会わせてもらう事をお願いしました。
豚舎は細心の衛生管理をされていて、入る事はできませんでした。
しかし・・・
ルイビ豚の放牧場へ案内して頂きました!!
それが、冒頭の写真です。
富士山の裾野のひろーい草原にルイビ豚と対面でした。
このルイビ豚はB(黒豚)よりY(ヨークシャ)が良く出ていたせいか、色白のルイビ豚でした。

イビ豚は黒豚のさくらで、11月からオンメニュー 予定ですので、ご期待ください!!

黒豚さくらの“黄金の食材を探して”-桑原さんと川野 黒豚さくらの“黄金の食材を探して”-LYB豚

それから余談ですが、
日焼けする動物は人間と豚だけって知っていますか?
私も今日初めて知りました。
人間と豚の皮膚皮膚細胞が似てるんですね。
だから豚の皮膚を人間に移植したりするのか!
豚の皮や耳からとったコラーゲンが本当に良いって、改めてわかりました。