夏頃から少しずつ準備を進めていた次回公演の情報、やっとお知らせできるぐらいには整いました。
準備に追われたってよりは、不器用ながら日々の生活をこなす中で、朝自転車でバイト先に向かう最中、何かを頼りたくて神社で手を合わせた時、部屋で一人で音楽を流してストレッチをしている途中、ポロリと落ちてきたものから公演を組み立てています。
公演関係者もできるだけ親しい人でまとめました。
多分、喧嘩したりして、ドロドロするんだろうな、、そういうのはとても嫌です。ただ、そうして「今」を感じながら作っていくしかないんだなって思ってます。
色んなものを捨てて、最後にお客さんの前に立てたらなと思ってます。一生懸命やるので宜しくお願いします。
本橋龍
↓以下詳細
栗☆兎ズ ⑧
『蛇の足がき』
脚本・演出/栗☆兎
2017.3/3~3/7
@新宿眼科画廊 スペース地下
あなたが人知れず大事にしてきたもの。
後ろ指さされても拘ってきたこと。
全部無駄じゃないよって、抱きしめにいく。
バイト終わりに自転車でどこまででも。
演劇なんて、やるのも見るのも蛇足だ。
カフカの「変身」を読み直して、その結末に安心できた自分の変身について考えてみる。
「無駄に生きるか誰かの為に死ぬか、お前が決めろ。」いつかのCMのランボーの台詞が頭の片隅にこびり付いてる。誰かの為に死ねるだろうか。
いっそ、蛇に足が生えた様なウンゲツィーファー(生け贄にできないほど汚れた動物或いは虫)になれたら良いのに。
今夜も僕は、無駄に生きてる。銀杏BOYZを聞いて、あの娘を考えながら。
足が無いのに、足掻き続けている。
あらすじ
半年近い準備期間の末、翌日に演劇の本番を迎える予定の座組みの面々。演目はカフカの「変身」を現代日本に置き換えたもの。それなりに色々経て、色々捨てて来た訳だが、一週間後には終わる。これといった成果は挙げられないのだろうと、何となく解ってる。程々に良い感想を貰えるけど、何日後かにはもう忘れられる。風に吹かれている。
主役を当てられた男は作品の最後に自作のラップを歌う演出になっているのだが、歌詞がどうしても書けずにいた。ブレイクスルーを得る為に意中の女性の家に行き告白をする。その女性には彼氏がいるのに。そのまま男は覆いかぶさろうとする、そしてある「変身」を遂げ、女性の部屋を出ることが出来なくなる。
翌日、主役の不在に座組みの面々は慌てるだろう。死にたくなってみたり、現実逃避してみたり。でもきっとそれは然程大変なことでもない。何もない、変わらない、永遠と流れ続ける日常の最中だ。
cast
伊藤拓
オオヤヨシツグ
黒澤多生
善長まりも
本橋龍
山中美幸
渡邊まな実
日替わりの端役として以下の方々にも出演して頂くことになりました。
3/3…hocoten
3/4…むらのほなみ
3/5…るんげ(肉汁サイドストーリー)
3/6…hocoten
3/7…hocoten
staff
絵/村井守(元銀杏BOYZ)
舞台監督/黒澤多生
音楽/オオヤヨシツグ
美術/本橋龍
衣装/猪又義雄
フライヤーデザイン/渡邊まな実
写真撮影/髙部景司
演出助手/加糖熱量
黒澤優美(劇団SHOW)
制作/むらのほなみ
ticket
予約:2200円
当日:2500円
(当日精算)
割引
・初日割・・・3日19:30~の回は200円引き。
・自撮り割・・・Twitterにて、「栗☆兎ズ」という文字をいれた自撮り画像を添付して、「#栗兎ズ」とツイートをして下さい。受付にてそのツイートの画面を提示して頂ければ400円引き。
※割引の詳細は後日ブログにて。
2017.1/6 予約開始。
schedule
3/3(金)…19:30初 ☆アフタートークあり
3/4(土)…12:00/16:00/19:30
3/5(日)…14:00/19:00
3/6(月)…14:00/19:30
3/7(火)…13:00
初…初日割対象回
※受付は30分前、開場は20分前。
上演時間は90分前後を予定。
☆3/3の公演終了後に小田尚稔さんとアフタートークをやらせて頂きます。
place
新宿眼科画廊 スペース地下
〒160-0022
東京都新宿区新宿5-18-11
JR新宿駅東口より徒歩12分
地下鉄東新宿駅より徒歩6分
地下鉄新宿三丁目駅より徒歩7分
clitoz
本橋龍
1990年生まれ。さいたま市出身。
高校の頃、銀杏BOYZを初めて聞いた瞬間から「自分は何か成し遂げられる」と信じて疑わない。同時期に演劇を始め、「唯一自分ができること」と判断し、現在まで続ける。2013年に実家から家出し、そこから「栗☆兎ズ」として活動を本格的に始める。しょっちゅう家族の夢を見ては枕を濡らしている。
栗☆兎ズ
本橋龍が作品発表の為に 2012 年から使いだした名称。主に演劇作品を作る。 現在の劇作の特徴としては、本橋が生活する上で感じる劣等感、背徳感、初期衝動を私小説的に物語にし、箱庭の様に切り取られたパーソナルな空間と時間帯の中で、現実の歪さを抱擁したエンターテイメントにしていく。
主な作品に『イける☆この頃』(2013)『一☆生☆心☆友』(2015)『Z・I・B』(2016)等。
問い合わせ
kuritoz2137@gmail.com
企画・制作/栗☆兎ズ
以上です、
何卒よろしくお願いします。